ヴィクター・ヤング(1900~1956)という映画音楽の作曲家をご存知でしょうか?

名前は聞かれたことがないかもしれませんが、ヴィクター・ヤングが作曲した「八十日間世界一周」や「シェーン」の音楽は、どこかで耳にされたことがあるのではないかと思います。

ヴィクター・ヤングは、「The Left Hand of God」(1955年)という映画音楽を書いており、そのなかの一曲(愛のテーマ)はかなり前から聴いてきました。

この映画は一度も見たことがありませんが、YouTubeでその組曲を聴く限り、ほとんどが中国をイメージさせるような曲作りとなっていますが、愛のテーマの曲だけは全くといっていいほど異色の曲となっているのです。

この曲は音楽的に大変優れたもので、私は聴くたびに心に沁みて涙せずにはおられません。



ヴィクター・ヤングが作曲し、今日までスタンダード・ナンバーとしても有名になっている「ラヴ・レター」「マイ・フーリッシュ・ハート」などは、一度聴いたら忘れられない素晴らしいメロディの曲です。

後者の2曲とも、私が愛聴するのはヴィクター・ヤング自身が管弦楽団を指揮し演奏したものですが、「ラヴ・レター」を聴くと、私の心は熱くなり、燃えるような恋いしたい気持ちになってしまいます。

「ラヴ・レター」は、「慕情」のメインタイトルの曲とともに素晴らしい愛の曲ですね。