少し前のことですが、NHKのあるテレビ番組で「炎のコバケン」
と評される世界的指揮者の小林研一郎氏が、かの有名なビートたけし
唯一人のためのコンサートの最後に、東京フィルハーモニー交響楽団を
指揮して「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」を演奏されましたが、
聴いていた私は弦楽合奏のハーモニーの美しさに、そして情熱的な
素晴らしい演奏に深く感動しました。


「ロンドンデリーの歌」は「ダニー・ボーイ」という曲名でより広く知られて
いると思いますが、この曲は人の声だけでなく、器楽やオーケストラでも演奏
されています。


私的には、人の声やヴァイオリンよりもオーケストラの弦楽合奏で演奏された
ものに、この曲の美しさが一段と感じられるように思います。


「ダニー・ボーイ」は、ポピュラー歌手、ジャズ歌手、クラシックの声楽家
などが歌っています。私がかなり前から愛聴しているのは、クラシックの声楽家
エリザベート・シュワルツコップがピアノ伴奏で歌っているものです。




ヴァイオリン演奏では、名ヴァィオリニストたち(フリッツ・クライスラー、
ヤッシャ・ハイフェッツ、ジノ・フランチェスカッティ、ルイス・カウフマン、
オスカー・シュムスキー)の各人各様の演奏を楽しんで聴いています。
この中で私が一番美しいと感じているのは、ジノ・フランチェスカッティの
演奏です。




弦楽合奏による美しいハーモニーに彩られた「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」
(パーシー・グレンジャー編曲)の演奏が私にもたらしてくれる感動は、
声楽やヴァイオリンの演奏以上であると思っています。


普段私が聴いているのは、レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団
の演奏です。残念なことに、この演奏はYouTubeにはUPされていないようですが、
技術的に決して上手とはいえないものの、人の心を打つ演奏というものはある
ようです。




どのような形で演奏されようとも、「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」は
本当に美しいし、そして私の最も愛する曲の一つとなっています。

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