時々頼まれて、ここでは聞けない
番組をアプリを使ってタブレットで
視聴する時があるけど、その時に
「飛鳥山公園」と聞こえてきたので
すぐに反応してしまった
飛鳥山公園は、東京都北区にある
区立公園。東京都内の桜の名所の
1つ。江戸享保期に行楽地として
整備され明治6年3月には日本最初
の公園の一つに指定され園内に残
る、渋沢栄一の旧邸の遺構は国の
重要文化財に指定されている
小学生の時にその側で住んでいた
事があった。懐かしいというよりも
思い出したくない過去の記憶・・・
その頃、小学生だった私は一番上
の姉と公園で遊んでいた。暫くする
と、我慢出来ない程の尿意を覚え
て姉に「ついてきてと」頼んだ。でも
姉は遊びに夢中で、付いてくるの
を拒まれた
もう、我慢の限界になった私は
急いでトイレに駆け込み事なき
をえたが・・・BOXから出ようとす
ると、目の前に男の人が立って
いた
体の小さかった私は、思わず後ず
さりをしたら、男の人が中に入って
きた。その人は私を見ながら、後ろ
手でドアを閉めていた。後、１０㎝
でドアが閉まる！！その時に吉展
ちゃん事件の事が浮かんだ！
この頃は、吉展ちゃん事件は
センセーショナルな事件だった
ので、数年前の事件だったが
幼い私の中にも恐怖の事件と
して覚えていた
このままだと、殺される！！咄嗟に
そう思った私は、思い切りその人を
突き飛ばすと、その人は一瞬ひる
んだ。その瞬間に僅か１０㎝の隙間
に向かって突進した
後ろ手を離した瞬間、私はドアの外
に出ていた。恐怖で足がすくんでい
たが、必死で姉達が遊んでいた
ジャングルジムへと走った
運動音痴だけど足だけは速かった
兎に角必死だったので・・・
後ろは振り返らなかった
姉達がいる場所へと戻れた。すぐに
姉と家に帰り、母にその事を話した
母は「本当に良かった。すばしっこい
あなただから助かったんだね。大人
しい長女だったらと思うと・・・」って
何か複雑だな。勿論、付いていかな
かった長女は怒られたが・・・
いたずら目的か、殺人目的かは
分からないけど何かはされたはず
そう言えば、走ってトイレに駆け込
む時に、男の人が入り口に立って
いるのが見えた。まさか、そんな人
だとは思いもしなかったけれど
その事をきっかけに近所の中学生
の真面目なお兄さんグループとも
一緒に遊ぶのを母に禁じられた
可愛がってくれていたのに急によそ
よそしくなったので、変に思ったよね
遠い昔のほんの数分の出来事だった
けれど、今でも続く恐怖の傷は消えな
い。その事がきっかけで、その時から
私は、外のトイレには絶対に一人では
行かない。女性なら一緒に行くし
男性ならトイレの外で待っていてもらう
私の時代でそんな事があるのだか
ら、これからの時代、お子さんの手
は離さないでと思ってしまう
何十年経とうが、恐怖の気持ちは
消えない。だからこそ思う。幼少期
に受けた心の傷は、一生消える事
はないんだなと
飛鳥山公園には渋沢史料館がある
らしい。渋沢史料館は日本の近代
経済社会の基礎を築いた渋沢栄一
の全生涯に（1840～1931年）わたる
資料を収蔵、展示しているそうです
今回知ったのですが、あの飛鳥山
公園に、渋沢史料館とは、何だか
それも少し複雑な気持ちになった