こちらを読みました。
ある奴隷少女に起こった出来事
ハリエット アン ジェイコブズ作。
これはノンフィクションです。
160年前、たとえば若草物語や、トムソーヤ島などと同時期の作品。
奴隷制度というものに、読んでる最中から、怒りで手が震えました。
その頃のアメリカ南部では、奴隷制度が当たり前で、奴隷は産まれたときから死ぬまで奴隷。
【人種差別】 なんて言葉が、生易しいものに聞こえるくらい、おぞましい制度でした。
たくさんの、本当にたくさんの人たちの血と涙の上に、いまの(表面上は)差別のない世界があるわけです。
奴隷制度や世界大戦、環境破壊。。
地球人であるわたしたちは、今まで何度も何度も失敗しながら今日まで進んできました。
まだまだ地球の上では、戦争が起き、テロが起き、差別があり、犯罪があります。
1人1人の力は小さいけれど、まず現状を知ること、歴史を知ること、そういうことから始めていかないといけないなと思いました。
こんなに、身の毛もよだつ程の思いをして生きていた少女がいたこと。
10代の女の子たちの、課題図書にしたほうがいいんじゃないかと思います。
訳者もあとがきで言っているように、わたしも10代のときにこの本に出会いたかった。
涙が出るほど残酷で衝撃的だけれど、その後の人生について考えるキッカケになるだろうし、なにより今がどれほど恵まれているのか改めて再確認できるという点においても、反抗期だったりする中高生には、是非読んでほしいです。
深くショックを受けるだろうけれど、わたしも、いつか自分の子供にも読んでみてほしい。


