高校生~出会い編~Ⅰ
(ついにこの日が来てしまったよー)
私は高校の入学式に向かう電車の中、心の中で叫んでいた。
何故かというと、だれひとりとして学校に知り合いが居ないから…
もともと人見知りが激しく、友達づくりもかなり苦手な京香にとって、高校生になった嬉しさよりも、誰も居ない監獄に閉じ込められたような気持ち・不安の方が何十倍も強い。
学校に着き、クラス割を見ると1年1組に名前があった。
重い足取りでその教室へと向かう。ドアを開けると、同中からの知り合い同士なのか幾つかのグループが出来て話し込んでいた。
(あぁ、結構派手なコ多いなー。やっぱ私服校のせいかな?それに知ってる人が全然居ないって辛いなぁ)
そんなことを思いながら、黒板に貼られた出席番号順の席に着く。
すると、隣の席のたとえていうなら守ってあげたい!と思わせるような可愛いコから話しかけられた。
チカ「あ、あのさあたし佐伯チカっていうの。宜しくね!」
私「私は栗原京香。こちらこそ宜しくね!」
どうやらチカちゃんもだれも知り合いがいないらしい…。しかも、私とチカちゃんの席は教卓のまん前で、今まで話しかける相手がいなかったらしい…。
この日は帰るまでチカちゃんと話してた。
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翌日。国語と数学と英語のテストがあった。数学以外はまあまあ。
この日はチカちゃんが別のコたちと仲良くなったみたいで、休み時間はひとりでいることが多かった。
やっぱり自分から友達づくりしに行かなきゃとは思うんだけど、ダメ。
きょうはもうHRが終わったら、さっさと帰ろう…。
そう思って、学校の最寄り駅のホームで電車を待っていると、後ろから声を掛けられた。
優「あっ…あの同じクラスですよね?私、皆本優っていいます」
私「あ、そうだよね!私は…」
自己紹介をした後、家の方向が一緒だった優ちゃんと帰りながら、色々話していると、実は同じ先生が担任だったことが判明!私が中学1年の時の担任が転任してから優ちゃんの担任になっていた。
世間は狭い。それに仲良くなるきっかけとは色々あるものだ。まさかY先生で盛り上がるとは…。
優ちゃんは心の優しいピュアな感じで、本当声を掛けて貰って助かった。
お弁当も一緒に食べる約束したし、明日またひとりでお昼は免れる!