読者のみなさま、こん**は。スタッフのMです。

今回は、モデルアイゼンバーン2013-2014冬期新製品カタログにて
紹介された、「ミュージック・エディション」版の4号機
フライシュマンの品番731186、Rh1116 ”Joseph Haydn”GySEV をご紹介します。

DCCサウンド搭載機のメモリに音楽を入れる”ミュージック・エディション”
ですが、Nゲージのモーツァルト、HOゲージのワグナー/ヴェルディ
そして編成ものVT12.5に続いて今回のハイドンがシリーズ4作目になります。

ハイドン没後200年を記念する年に鉄道会社GySEVと模型メーカーROCOが
タイアップして登場したラッピング機関車、2009年8月にデビューしています。
見た目はオーストリアで主力機となってるTAURUSシリーズと同一ですが、
所属会社がGySEVで、標準塗装は黄色に緑。そのためパンタグラフに近い
絶縁塗装部分には、ほとんどのラッピング機に共通してベース機の色が
残っており、ハイドン特別機の場合、黄色になっています。

例によってやっつけ動画(汗)ですが、搭載された4曲を順番に
収録してみたテストバージョンをご紹介します。




【収録曲】
・皇帝賛歌(神よ皇帝フランツを守り給え)
・交響曲101番「時計」
・交響曲104番「ロンドン」
・弦楽四重奏曲 ト長調 セレナーデ

1918年からオーストリア・ハンガリー帝国の国歌として、そして現在はドイツの
国歌となっているのが「皇帝賛歌」です。弦楽四重奏曲第77番の第2楽章にも同じ
旋律があります。
「ロンドン・セット」と呼ばれる12曲の交響曲から「時計」「ロンドン」の2曲
が登場、100曲を超える作品群より「交響曲の父」とも呼ばれる、ハイドンの
代表作品より選ばれています。
 さて4曲目は日本でも一番親しまれている「ハイドンのセレナーデ」ですが、
どうも最近の研究成果によると、どうも同時期の別人がハイドン様式を取り入れて作曲
したようで、実はハイドンの作でない、ということらしいです。
 さらに楽曲紹介に「弦楽四重奏曲第5番」とありますが、実際は第17番の
2楽章にあたるはずなんですが・・・・ここはこれ以上突っ込まないことに
しておきます。

限定モデルなみの説明カードの日本語部分はこのような感じです。


















#日本語の説明文が入るだけでも驚きです。
 メーカー側の日本市場に対する期待と熱意を感じずにはいられません。


ハイドンが入着して、縮尺さえ問わなければ予告されていたミュージック・
エディションの製品がひととおり揃いました。
今後はHOのモーツァルト、ハイドン、そしてNのワグナー/ヴェルディが
予定されています。
 そういえば新サウンドモデルが続々発売となる中で、先日入荷したNの
DCCサウンドモデルのRh1216/Railjetですが、4パンタ搭載の本機を
テストしたところ、いきなり「ワルュキューレの騎行」!が聞こえてきました。

アナログのワグナー/ヴェルディに入っていたらラッキーでしたが・・・・・
豊富な実機サウンド(運転台の警告音etc)の入るメモリデータを引き替えにして
ミュージックエディションは楽曲が入っていますので、Railjet牽引機で
ワルキューレが鳴り響いてはいけません。
ご注文いただきながら出荷出来なかったことをお詫びすると同時に、
フライシュマンには「中身をしっかり確認するように」と伝えておきます。


この項の最後になりましたが、嬉しいニュースをひとつ。

昨年秋・この1月と発表された新製品カタログの中でもひときわ目立って
いた商品群に多くありました、「eショップ」アイテム。
本来ならばモデルアイゼンバーン(ロコ/フライシュマン)のHP経由で
直接申し込みしないと入手できない状態にありましたが、今年に入りまして
わたしどもエルマートレインでも正式にお取り扱いできるようになりました。
(補足:モデルアイゼンバーンに直接注文してもユーロ圏限定でしたので
事実上日本からは入手できなかったものです。)

なお、「eショップ」アイテムに関しては順次、通販用Webページにも
商品情報をアップしていく予定ですが、通常商品とは異なり、ご予約に
関しては個別にメールまたはお電話にてご連絡いただく方式になる見込みです。
少しお手数かけますが、気になる商品がありましたら、どうぞ遠慮無く
問い合わせをいただけると幸いです。

それでは、また次回。