空豆の食べ方いろいろ。 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

空豆の季節ですね。

値段もぐっと下がって、食卓に上る機会が増えました。

 

ところで、我が家では、空豆をもっぱら焼いて食べてます。

こうすると、料理するのも食べるのも手間がかからず、お味も抜群!

昔はサヤから取り出して、

皮に傷をつけて塩ゆで……と、やっておりました。

だけどこの方法だと、案外手間がかかるんですよね。

一方で、焼くのは至極簡単です。

サヤごと魚焼きグリルに入れて6〜9分焼くだけ。

食べる時に、枝豆みたいに各自でサヤから取り出して

薄皮を剥いて(するっと出てきます)、塩をつけて、ぱくっ。

空豆のお味も濃厚になって、美味しいのですよ。

 

このように、日本では季節の食べ物となっている空豆ですが、

以前に旅行で行った南イタリアのプーリア地方では

乾燥させたものを戻して煮て、ピュレにして食べるのが名物。

プーリアの地方都市のレストランでこの料理を頂きました。

一緒に添える青菜とオリーブオイルを、クルトンに乗せて頂いたときの、

青々しい味は忘れられず、以来、我が家でも

乾燥空豆でピュレを作って食べるように。

 

この、豆のピュレですが、実はとても発酵しやすい。

冬は少々食べ残しても翌日も美味しくいただけますが、

季節が暖かくなってくると、味が変わってきてしまう。

四川省のピ県産の豆板醤は、(お店に普通に売っているものと違って)

空豆がゴロゴロ入っているのですが、

なるほど、発酵しやすいが故に使われていたのだな、と

感心したりもする。

 

ということで、空豆のピュレを作らなくなってきた頃にやってくるのが、

本物の空豆なのであります。

 

空豆は土質改良に役立つそうで、栽培している地域は世界中にあり、
それぞれの国で、色んな方法で食べられている。
とはいえ、皮は食べないよな、剥いて食べるでしょ、
(あの、空豆を揚げたお酒のお供のスナック以外は、ないよね)
と、思っていた己でしたが、
皮まで美味しく食べている国がありました。
スペイン、カタルニアでいただいた、

まだ若いサヤから取り出された空豆は
身は小さくて皮は柔らかく、とても美味しかった!

未熟な空豆は皮まで食べられるのか

この発見以来、空豆の中に入っている小さな粒も見逃さず、
皮ごとパクッと、美味しく頂いてます。

空豆は春に旬がやって来て、
旬が終わる頃には梅雨を迎えます。
今年は梅雨入りが早いそうなので、
今の季節を、空豆を、精一杯楽しみまます。

おそばも冷たいものが美味しくなってきましたね。
お手頃にいただける、
立ちそばで、どうぞ!