00418
昨日の劇の台本
★キャラクター紹介★
BJ(ジキル)
ハロウィンランドの自称トラブルシューター。
実際のところはトラブルメーカーでしかない。
アルジャーノ(琉杏)
謎の少年。
母を幼い頃に亡くしている。
ケイティー(Kei)
ガブギエルの許婚。
但しガブギエルとは一度も会った事がない。
トゥエンティーセブン(27-NINA-)
(Murder, Inc.)の殺し屋。
姐を殺した者への強い恨みを持っている。
ガブギエル(ブギー)
ケイティーの許婚。
両親が暗殺された為に幼くして
ガブギエル伯爵家の当主になる。
-------------------------------------------
★謎の男
え~ゴホンゴホン。どうも謎の男です。
さてさて間もなくエルム単独公演
ゴシックハロウィンが開演されま…すん。
なんつって。なんつって。わははははは。
おやー会場が良い感じに冷えてきたぞ。
どうやらゴースト達が集まってきたようだな。
ん?誰だ?今お前が寒くしてんだろって言ったのは!
(咳払い)…はい!ではね、えー気を取り直して
注意事項を読み上げっから。わかったな?
ちゃん~とおいちゃんのねぇ言うことを
聞いでねぇと…わぁ!
わははは。びっくりした?良いね。良いね。
ゴースト達は驚く顔が大好物。
ほら、み~んな手を叩いて喜んでるずらぁ。
すぅぐ話しが横道にそれてしまうのがねぇ悪い癖だ。
あ?あん?なまってねぇーっつの!
誰がなまってるっつんだ?ったく…
ハイ!先ず貴重品は自分で管理するこど…。
体調が悪くなってったら無理をしないこど。
まだゴーストの仲間入りしたくねぇーだろぉ?
それからピンヒールをはいてる…
そこのおまえさん…そうそう!あんだだよ
ヒールは踏まれると痛”ぇから…
おいちゃんのこと踏んでくれーー!踏んでくれーー!
思いっきり容赦なぐぅーーーーー
おっと!いげね!ついつい…自分の心の声が
ピンヒールをはいてるおまえさん
今すぐに脱いで履き替えるこど!わがったな?
あと写真撮影やムービーやテレコはダメだぞぉ?
心霊現象のオンパレードになっちゃうがんな?
ってことでそろそろ開演だぁ
アンハッピーハロウィン!
★開演ブザー
27-NINA-:待てぇ!逃げられると思うな!
ブギー:はぁはぁ…くそっ!!はぁはぁ…
27-NINA-:そこの階段を君が降りる前に…チェックメイトだ!
ブギー:はぁはぁ…いったい誰の差し金だ!なぜ元執事だったお前が…僕の命を狙うんだ!
27-NINA-:これから死ぬ君が知ったところで…ふっ…まあ強いて言うなら先代当主からの因縁かな
ブギー:先代…まさかお前が殺したのか!?この恩知らず!!まだ死ぬ訳にはいかない…くそっ…うぉぉぉぉぉ!!!!!
27-NINA-:逃すかぁぁぁぁ!
(階段を降りる足音もしくは転げ落ちるような音)
ブギー:うわぁぁぁぁぁ
27-NINA-:死ねぇぇ!!!
(刺さる音、血が溢れる音)とブギーの叫び声
ブギー:かはっ…ゴボォッ
(ゆっくり拍手)
27-NINA-:お見事です…それでは行きましょう
(開幕してブギーが倒れてる)
ブギー:うわぁぁぁぁぁ…って…アレ?ここはどこだ?うう…頭が痛い…何も思い出せない…(ジキル登場)うわぁぁ!!なんだ!誰だ!ば、化け物!!!!!!
ジキル:どうもはじめまして!俺様は人呼んでビートルジュース!って誰が化け物だ!ったく…って言うかお前…ちょっと見てみろよ!(鏡を渡す)
ブギー:え…なに?うわぁぁ!頭にナイフささってる!!
ジキル:おお!兄弟!良いね!死んだばかりは活きが良い!!
ブギー:ねえ?これって…やっぱり…死んでる?
ジキル:頭にナイフ刺さって生きてるやつがいたらお目にかかりたいねぇ…ふぁっはっはっは
ブギー:なんてこった…今日は許婚と初対面なのに…行かなくっちゃ!!
ジキル:おいおい!兄弟!焦るなよ
ブギー:止めないで!
ジキル:良いか?頭にナイフがぶっ刺さったやつが街を歩いてたら…どうだ?
ブギー:めっちゃ怖い!!
ジキル:だろ?事件だぜ?
ブギー:でも…俺…どうしたら?
ジキル:どうもこうもねぇ…諦めるこったぁ
ブギー:ねえ本当に死んだの?これは夢じゃないの?
ジキル:シー…耳を澄まして…ぶっ(おならの音)おう!失敬!ほら!ホラホラー聴こえてこないか?(BGM♪帰ってきたヨッパライ)
ブギー:なんだこの歌は…!
ジキル:死人たちが歌ってるのさ
ブギー:これは夢だ!絶対に悪夢だーー!!
ジキル:ふぁーっはっはっは!ようこそ!ハロウィンランドへ!それじゃ1名様ごあ~んな~い(幕閉まる)
ジキル:なんで、お前そんな服ぶかぶかなんだ?
ブギー:これはダディーの服を拝借しててぇ~
ジキル:服がないのか?
ブギー:いやぁダディーの威厳を借り様かなって
(幕が開く)
琉杏:これで…邪魔者は消えた…
27-NINA-:お見事…そうですね…坊ちゃん
琉杏:でも…良かったのか?お前は元々…ガブギエル家に仕えていた…執事じゃないか…
27-NINA-:坊ちゃん…もう過去の事ですから
琉杏:そうか…俺は感謝してるぞ…
27-NINA-:坊ちゃん…良いんです…坊ちゃんの為ですから
琉杏:ありがとうな…トゥエンティーセブン
27-NINA-:ふっふ…
琉杏:これでガブギエル家の血を引くのは…この俺だけ!さあ…許婚に会いに行こうじゃないか
(幕が閉まる)
琉杏:ぶっちゃけ執事と殺し屋ってどっちが大変?
27-NINA-:どっちもどっちですねぇ…
琉杏:殺し屋って…楽しそう…
27-NINA-:アルジャーノ坊ちゃんなら優秀な殺し屋になれそうですね
(喧騒、幕をゆっくり開く)
琉杏:ここが許婚のケイティーの城か…
27-NINA-:そう…です…ねぇ?
琉杏:やけに騒がしいな…
27-NINA-:なにかあったんですかね?
琉杏:お~い!そこの者…なにかあったのか?
城の者:部外者には教えられん!
27-NINA-:坊ちゃん…貴様…無礼な!坊ちゃんはガブギエル家の当主であらせられるぞ!
城の者:す、すみませぬ…
琉杏:まっ…今日からだけどな…(口笛)
27-NINA-:と言う事でここを通してもらいますよ…まあ通さないと言っても…屍を越えてでも行かせていただきますがね
城の者:ひぃ~
琉杏:許婚のケイティーに会わせてもらうぞ
城の者:実は…申し難い事が…
琉杏:なんだ言ってみろ
城の者:ケイティーお嬢様が…先ほど…亡くなられました…
27-NINA-:おい!めったなこと言うなよ!
琉杏:ここを通せ!…はっ!
27-NINA-:もしや…
(BGM モーツァルト レクイエム 怒りの日)
琉杏:ほ、ほんとうに…
27-NINA-:し、死んでる?
琉杏:なんて事だぁ…この結婚で俺が更に権力と領土を広めようと思ってたのに…
27-NINA-:坊ちゃん…残念ですが仕方がありません(不敵に何故かにやつく)
アナウンス:その頃ハロウィンランドでは…
ジキル:だから俺様を信じてくれよ?な?
ブギー:絶対に怪しいって僕の直感が言ってるんですって
ジキル:おう!兄弟!簡単な事じゃないか?
ブギー:大体なんで名前を3回呼ぶんですか?
ジキル:そうすれば…願いが叶うぜ?
ブギー:じゃあ生き返れるんですか?
ジキル:それは…無理だなっ
ブギー:ほかに願いなんて…ないですよ
ジキル:おう!兄弟!諦めが早いぜ…絶世の美人とかいるんだぜ?ちょっと腐ってるけど
(ピンポンパンポ~ン!)
ジキル:お?誰か死んだみてぇだな?
アナウンス:本日18時10分ケイティーさんが死にま~した~ハロウィンランドにまた仲間が増えますよ~おっほっほっほっほ!
ブギー:ケ、ケイティー…だと!?
ジキル:ん?な~んだ?知り合いか?兄弟?
ブギー:ぼ、僕の許婚だ…
ジキル:おう!兄弟!そいつはラッキーじゃないか?同じ日に許婚同士仲良く死亡なんて!運命じゃないか!ハッピーハロウィン!
ブギー:うるさい!一体どうして?
ジキル:え~っとどれどれ…18時10分ケイティー毒殺…っと…
ブギー:ど、毒殺!?まさか…そんな!
ジキル:おう兄弟!この本に書いてあることはマジだぜ?
ブギー:誰かに殺されたって事?
ジキル:おう…そうだ兄弟!え~っとトゥエンティーセブンってやつに殺されたみたいだな?
ブギー:トゥエンティーセブン…ダディに仕えていた執事じゃないか…あの野郎…!
ジキル:憎いか?憎いだろ?俺様の名前を3回呼べばお前を死体のままだが現世に送る事だって不可能じゃない?ほら…俺様の眼を見ろ…これが嘘を言ってる男の眼か?…ぶっ(おなら)おう!失敬!
ブギー:くっさ!…と、とにかく許せない!トゥエンティーセブンを殺したい!だが僕だけでは…ねえ?手伝ってよ?
ジキル:よし、それじゃあ名前を呼べ!良いか?会場のみなさんも!全員で俺様の名前を呼んでくれ!良いか?いくぞ!
ブギー:ビートルジュース!ビートルジュース!ビートルジュース!
ジキル:おう!兄弟!これで契約完了だ!お前はこれから生涯、俺様のしもべだ!ふぁっはっは!それじゃ現実世界へGO!
ジキル:おう兄弟~現実世界に到着だ!
ブギー:トゥエンティーセブンめぇ…どこにいるんだ!
ジキル:あそこら辺じゃないか
ブギー:トゥエンティーセブン!!
27-NINA-:おや…誰かと思ったら…殺したはずなのに…って頭にナイフ刺さってるのにどうやって動いてるんだ…
ブギー:確かに僕は死んだ…だが、ここにいるのも現実だ…
ジキル:俺様のお陰ってことだ…
琉杏:なんだ…あの時、俺がナイフで刺してやったやつじゃん?
ブギー:え?どう言う事だ
ジキル:ぶっ(おなら)おう!失敬
一同:くっさ
27-NINA-:どうやら僕に殺されたと思ってるようですねぇ
琉杏:お前は俺が殺してやったのさ
ブギー:な、何故だ!お前は一体…誰だ!
琉杏:俺か…お前の腹違いの兄弟ってとこだな
ブギー:な、なんだって!?
27-NINA-:お前の父の元…僕は執事、そして姉はハウスメイドだった…
ブギー:それは知ってるが…
27-NINA-:このアルジャーノ坊ちゃんは僕の姉の息子なんだ!!
ジキル:えーあのーさっきから蚊帳の外なんですけど
琉杏:お前の親父は母さん…つまりトゥエンティーセブンの姉が妊娠している事に気付くと…母さんを殺したんだ!
ブギー:なんてことを…嗚呼(倒れこむ)
ジキル:おい?ところでガブギエル…このトゥエンティーセブンってガキをぶっ殺せば良いんだよな…
27-NINA-:お前はさっきからなんだ!
琉杏:お前は黙ってろ!そうだ!俺達は正義だ!お前ら一族は滅ぶべきだ!この血族も俺でお終いなんだよ!
ブギー:はぁ…はぁ…うるさい!人殺しの癖に…そして良くも許婚のケイティーを殺したくせに!
琉杏:おいおい…言いがかりはよせよ…俺達がかけつけた頃にはもうケイティーは死んでいた…なあ?
27-NINA-:クックックック
ジキル:あっはっはっはっはーそうか!知らないのはお前だけなんだな!
琉杏:お前らなにを笑う!
27-NINA-:坊ちゃん…いやはや…バレてしまっては仕方がありませんね…
琉杏:おい…止めろ…嘘だろ?お前…まさか裏切ったのか?
27-NINA-:最初から裏切ってなんかいませんよ…坊ちゃん
琉杏:じゃあ何故!
27-NINA-:好きだから…
琉杏:は?好き?
27-NINA-:そう…好きだからですよ…
琉杏:ケイティーが好きでケイティーを殺したって言うのか?
27-NINA-:そんなバカな…坊ちゃんの事ですよ
琉杏:え?寒気が…
ブギー:ま、まさか…
琉杏&ブギー:ホ、ホモ…
ジキル:ぶっ!(おなら)失敬!
27-NINA-:そうですよ!あ~ホモですよ!ホモで悪いか?あ~そうですか?悪かったですね!アルジャーノ坊ちゃん以外帰ってくれないか!!!
ジキル:はっはっはっ!こいつは傑作だ!で、ガブギエル…俺様とお前は契約が完了している…だからコイツを今からぶっ殺す…良いな?
27-NINA-:なんなんだ!部外者の癖に!
琉杏:ねえ?ホモなの?ねえ?ホモなの?
ジキル:いくぞ…このホモ野郎…
27-NINA-:ふっ…マーダー・インクの殺し屋を舐めると痛い目みるぞ?そして坊ちゃんは僕のモノ
ROUND 1 FIGHT
27-NINA-:オラオラ!虎煌拳
ジキル:烈風拳!
27-NINA-:虎煌拳
ジキル:烈風拳!
27-NINA-:飛燕疾風脚
ジキル:カイザーウェイブ
27-NINA-:ぐわぁ
ジキル:かかってこんかい?
27-NINA-:飛燕疾風脚
ジキル:ジェノサイドカッター!
27-NINA-:ぐわぁ
27-NINA-:飛燕疾風脚
ジキル:ジェノサイドカッター!
27-NINA-:ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やられてばっか(笑)
YOU WIN PERFECT
ジキル:DIE YOBBO
ブギー:つ、強い…
琉杏:トゥエンティーセブン!!し、死んでる…
ジキル:ハロウィンランドで会おうな?ミスタートゥエンティーセブン!!
ブギー:僕だって…アルジャーノ!…決闘だ!
琉杏:望むところだ…おい、お前は手出しするなよ!
ジキル:もちろん契約に含まれてないことはしないぜ…ふぁーっはっはっは!
琉杏:ほれ…ナイフを貸してやる…
ブギー:ナ、ナイフ…?
琉杏:怖気づいたか?だがお前は死んでるだろ?ナイフを刺しても死ぬのかすらわからん
ブギー:た、確かに…
琉杏:だからどっちかが心臓を突き刺したら勝負アリって事で…おい、お前…判定頼むぞ?俺は負けん
ジキル:良いだろう…任せな兄弟!
琉杏:いくぞ!
ブギー:か、かかってこい!
ROUND 2 FIGHT
琉杏:左手をだしな?
ブギー:な、なぜだ?
琉杏:互いの手を握り合いながらナイフで心臓を突き刺す…まさにデスマッチだ…
ブギー:な、なるほど…
琉杏:オラァァ!!
ブギー:うわぁ!!
琉杏:オラァァ!!
ブギー:うわぁ!!
琉杏:避けてばっかじゃ勝てないぞ
琉杏:オラァァ!!
ブギー:うわぁぁぁぁ!!
琉杏:な…なんじゃこりゃーーま、まさかナイフの勝負で俺が負けるなんて…これが…俺の…う、うんめ…い…な…の…か…ぐはっ
YOU WIN PERFECT
ジキル:見事だったぜ兄弟!それじゃあこれで復讐劇も終了!ハロウィンランドへGO!
ジキル:おう!兄弟!やっぱりこの死の匂いが充満したハロウィンランドが最高だな…
ブギー:そんな事よりもケイティーを探さなきゃ!こっちにいるんだろ!
ジキル:おう!忘れてたな!それじゃ探すか…えっとケイティーの現在地…すごそこじゃねえか!
ブギー:あ!あの子…絶対あの子だ!以前写真を送られてきたことがある…
ジキル:どれどれ
ブギー:むっちゃ可愛い…
ジキル:なんで関西弁やねん?って俺様まで関西弁になってしまった!
ブギー:ケイティー!ケイティー!
Kei:…。(無言で見つめている)
ブギー:ケイティー僕だよ!ガブギエルだよ!
Kei:…。(無言で見つめている)
ブギー:あれ?
ジキル:もしかして喋れないのか?ほれ…兄弟…いや?お嬢さんか?これに何か書いてみろ
Kei:…。
ブギー:なになに?
ジキル:声がでない…なるほど毒殺されて喉がやられちまったんだな!
ブギー:なんて事だ…でも許婚のガブリエルとハロウィンランドでこうして初対面できた!嬉しいな!
27-NINA-:さっきから騒がしいな…ってここは!?は!坊ちゃん!坊ちゃーーん!
ジキル:アルジャーノならそこだぞ
27-NINA-:坊ちゃん!こ、これは絶好の接吻チャンス!アルジャーノ坊ちゃんの唇…hshs
ブギー:おえ!
ジキル:ぶっ(おなら)おう!失敬!
27-NINA-:もうあんたらムード台無し!って言うかすまないが…ホモ以外帰ってくれ!!!!!
琉杏:さっきからうるさいなぁ…
ブギー:あ、起きた!
ジキル:ぶっ(おなら)おう!失敬!
27-NINA-:お前らのせいでせっかくの接吻チャンスが台無しじゃないか!!!
琉杏:なんだ?なんだ!?
ブギー:そこのホモが…
27-NINA-:うるさい黙ってろ!
琉杏:あ!ケイティーお嬢さん!えーっと初めましてアルジャーノです…俺がガブギエル家の当主です…よろしくお願いします
27-NINA-:あああああ!!!!!!!
ブギー:ちょっと待てよ!俺が許婚だ!
ジキル:また蚊帳の外かよ!兄弟たち~
琉杏:俺の方がイケメンですから…ね?ケイティーお嬢さん?
Kei:…。
琉杏:あれ?無反応
ブギー:ケイティーお嬢さんはそこのホモのせいで喉がやられてしゃべれないんだよ
27-NINA-:ホモホモうるさい!
琉杏:お嬢さんはこんな親指みみてーな…いや足のカカトみてーなやつより俺を選ぶね?
ブギー:し、失礼な、お嬢さんは僕のだ!
ジキル:良い考えがあるぞ…このハロウィンキャンディを舐めれば…ケイティーお嬢さんの喉も直ぐ良くなるさ…ほれ!
琉杏:お、舐めた…!
ブギー:これで白黒はっきりつくぞ!
27-NINA-:アルジャーノ坊ちゃんは僕のもの…
琉杏:なになに…ひじょうに
ブギー:いいにくい
27-NINA-:ことがありまして
ジキル:ふむふむ…じつは…
Kei:あーやっと声でたわ!ほんまびっくりしたわぁ~なんかようわからんけど死んでしまったん?なあ?
ジキル:え?え?
Kei:しっかしびっくりしたわぁ~目が覚めてぼーっとしとーたら男が4人もぎょうさん…しかも男2人は2人ともガブギエルだーゆーて!なんやの!ほんまに!てかあんたらちっさ!ほんまちっさ!
琉杏:え?なになに?どういうこと?
ブギー:ジーザス…
Kei:あーすまんけどなぁオカマやねんなぁオカマ!な?まだ手術前やってんけどなぁ…ほんまは手術してから会う予定やってんけど親がはよせーゆうて!しんどいわぁ思うとったらなんかうち死んでん!めっちゃうけるわ!わははは!
ジキル:(咳払い)えーっととりあえず…どちらか選んでいただけないでしょうかねぇ?
琉杏:いや選ばれても…オカマはちょっと…
ブギー:オ…オ…オ…おにぎりくん…
Kei:しやなぁ~こんなかで選べ言うたらこの上野クリニックみたいなあんた!あんたやなぁ!うちより身長低いとかありえへんわ!お前ら子供か言うてぇ!ほんま~ええわ~あんたイケメンやないの!上野クリニックのタートルネックみたいなのがだっさいけど!
27-NINA-:オカマはさわるなぁ!うわぁー本当!鳥肌なんですけど…
Kei:ええやないの!ホモとオカマで…なぁ?うち女子力はんぱないでぇ?まじで!
27-NINA-:さわるなぁ!!!
ブギー:オ…オ…オ…おにぎりくん…
琉杏:一体なんだったんだ…こんな茶番…ありかよぉ…
ジキル:ふぁーっふぁっふぁ!最高の茶番劇じゃないか!さあてめぇ~ら良いか準備しろ!こんなに楽しい茶番は滅多にない!アンハッピーハロウィン…ハロウィンナイトのはじまりだ!ゴースト達と共に現実世界へカーニバルだ!
★キャラクター紹介★
BJ(ジキル)
ハロウィンランドの自称トラブルシューター。
実際のところはトラブルメーカーでしかない。
アルジャーノ(琉杏)
謎の少年。
母を幼い頃に亡くしている。
ケイティー(Kei)
ガブギエルの許婚。
但しガブギエルとは一度も会った事がない。
トゥエンティーセブン(27-NINA-)
(Murder, Inc.)の殺し屋。
姐を殺した者への強い恨みを持っている。
ガブギエル(ブギー)
ケイティーの許婚。
両親が暗殺された為に幼くして
ガブギエル伯爵家の当主になる。
-------------------------------------------
★謎の男
え~ゴホンゴホン。どうも謎の男です。
さてさて間もなくエルム単独公演
ゴシックハロウィンが開演されま…すん。
なんつって。なんつって。わははははは。
おやー会場が良い感じに冷えてきたぞ。
どうやらゴースト達が集まってきたようだな。
ん?誰だ?今お前が寒くしてんだろって言ったのは!
(咳払い)…はい!ではね、えー気を取り直して
注意事項を読み上げっから。わかったな?
ちゃん~とおいちゃんのねぇ言うことを
聞いでねぇと…わぁ!
わははは。びっくりした?良いね。良いね。
ゴースト達は驚く顔が大好物。
ほら、み~んな手を叩いて喜んでるずらぁ。
すぅぐ話しが横道にそれてしまうのがねぇ悪い癖だ。
あ?あん?なまってねぇーっつの!
誰がなまってるっつんだ?ったく…
ハイ!先ず貴重品は自分で管理するこど…。
体調が悪くなってったら無理をしないこど。
まだゴーストの仲間入りしたくねぇーだろぉ?
それからピンヒールをはいてる…
そこのおまえさん…そうそう!あんだだよ
ヒールは踏まれると痛”ぇから…
おいちゃんのこと踏んでくれーー!踏んでくれーー!
思いっきり容赦なぐぅーーーーー
おっと!いげね!ついつい…自分の心の声が
ピンヒールをはいてるおまえさん
今すぐに脱いで履き替えるこど!わがったな?
あと写真撮影やムービーやテレコはダメだぞぉ?
心霊現象のオンパレードになっちゃうがんな?
ってことでそろそろ開演だぁ
アンハッピーハロウィン!
★開演ブザー
27-NINA-:待てぇ!逃げられると思うな!
ブギー:はぁはぁ…くそっ!!はぁはぁ…
27-NINA-:そこの階段を君が降りる前に…チェックメイトだ!
ブギー:はぁはぁ…いったい誰の差し金だ!なぜ元執事だったお前が…僕の命を狙うんだ!
27-NINA-:これから死ぬ君が知ったところで…ふっ…まあ強いて言うなら先代当主からの因縁かな
ブギー:先代…まさかお前が殺したのか!?この恩知らず!!まだ死ぬ訳にはいかない…くそっ…うぉぉぉぉぉ!!!!!
27-NINA-:逃すかぁぁぁぁ!
(階段を降りる足音もしくは転げ落ちるような音)
ブギー:うわぁぁぁぁぁ
27-NINA-:死ねぇぇ!!!
(刺さる音、血が溢れる音)とブギーの叫び声
ブギー:かはっ…ゴボォッ
(ゆっくり拍手)
27-NINA-:お見事です…それでは行きましょう
(開幕してブギーが倒れてる)
ブギー:うわぁぁぁぁぁ…って…アレ?ここはどこだ?うう…頭が痛い…何も思い出せない…(ジキル登場)うわぁぁ!!なんだ!誰だ!ば、化け物!!!!!!
ジキル:どうもはじめまして!俺様は人呼んでビートルジュース!って誰が化け物だ!ったく…って言うかお前…ちょっと見てみろよ!(鏡を渡す)
ブギー:え…なに?うわぁぁ!頭にナイフささってる!!
ジキル:おお!兄弟!良いね!死んだばかりは活きが良い!!
ブギー:ねえ?これって…やっぱり…死んでる?
ジキル:頭にナイフ刺さって生きてるやつがいたらお目にかかりたいねぇ…ふぁっはっはっは
ブギー:なんてこった…今日は許婚と初対面なのに…行かなくっちゃ!!
ジキル:おいおい!兄弟!焦るなよ
ブギー:止めないで!
ジキル:良いか?頭にナイフがぶっ刺さったやつが街を歩いてたら…どうだ?
ブギー:めっちゃ怖い!!
ジキル:だろ?事件だぜ?
ブギー:でも…俺…どうしたら?
ジキル:どうもこうもねぇ…諦めるこったぁ
ブギー:ねえ本当に死んだの?これは夢じゃないの?
ジキル:シー…耳を澄まして…ぶっ(おならの音)おう!失敬!ほら!ホラホラー聴こえてこないか?(BGM♪帰ってきたヨッパライ)
ブギー:なんだこの歌は…!
ジキル:死人たちが歌ってるのさ
ブギー:これは夢だ!絶対に悪夢だーー!!
ジキル:ふぁーっはっはっは!ようこそ!ハロウィンランドへ!それじゃ1名様ごあ~んな~い(幕閉まる)
ジキル:なんで、お前そんな服ぶかぶかなんだ?
ブギー:これはダディーの服を拝借しててぇ~
ジキル:服がないのか?
ブギー:いやぁダディーの威厳を借り様かなって
(幕が開く)
琉杏:これで…邪魔者は消えた…
27-NINA-:お見事…そうですね…坊ちゃん
琉杏:でも…良かったのか?お前は元々…ガブギエル家に仕えていた…執事じゃないか…
27-NINA-:坊ちゃん…もう過去の事ですから
琉杏:そうか…俺は感謝してるぞ…
27-NINA-:坊ちゃん…良いんです…坊ちゃんの為ですから
琉杏:ありがとうな…トゥエンティーセブン
27-NINA-:ふっふ…
琉杏:これでガブギエル家の血を引くのは…この俺だけ!さあ…許婚に会いに行こうじゃないか
(幕が閉まる)
琉杏:ぶっちゃけ執事と殺し屋ってどっちが大変?
27-NINA-:どっちもどっちですねぇ…
琉杏:殺し屋って…楽しそう…
27-NINA-:アルジャーノ坊ちゃんなら優秀な殺し屋になれそうですね
(喧騒、幕をゆっくり開く)
琉杏:ここが許婚のケイティーの城か…
27-NINA-:そう…です…ねぇ?
琉杏:やけに騒がしいな…
27-NINA-:なにかあったんですかね?
琉杏:お~い!そこの者…なにかあったのか?
城の者:部外者には教えられん!
27-NINA-:坊ちゃん…貴様…無礼な!坊ちゃんはガブギエル家の当主であらせられるぞ!
城の者:す、すみませぬ…
琉杏:まっ…今日からだけどな…(口笛)
27-NINA-:と言う事でここを通してもらいますよ…まあ通さないと言っても…屍を越えてでも行かせていただきますがね
城の者:ひぃ~
琉杏:許婚のケイティーに会わせてもらうぞ
城の者:実は…申し難い事が…
琉杏:なんだ言ってみろ
城の者:ケイティーお嬢様が…先ほど…亡くなられました…
27-NINA-:おい!めったなこと言うなよ!
琉杏:ここを通せ!…はっ!
27-NINA-:もしや…
(BGM モーツァルト レクイエム 怒りの日)
琉杏:ほ、ほんとうに…
27-NINA-:し、死んでる?
琉杏:なんて事だぁ…この結婚で俺が更に権力と領土を広めようと思ってたのに…
27-NINA-:坊ちゃん…残念ですが仕方がありません(不敵に何故かにやつく)
アナウンス:その頃ハロウィンランドでは…
ジキル:だから俺様を信じてくれよ?な?
ブギー:絶対に怪しいって僕の直感が言ってるんですって
ジキル:おう!兄弟!簡単な事じゃないか?
ブギー:大体なんで名前を3回呼ぶんですか?
ジキル:そうすれば…願いが叶うぜ?
ブギー:じゃあ生き返れるんですか?
ジキル:それは…無理だなっ
ブギー:ほかに願いなんて…ないですよ
ジキル:おう!兄弟!諦めが早いぜ…絶世の美人とかいるんだぜ?ちょっと腐ってるけど
(ピンポンパンポ~ン!)
ジキル:お?誰か死んだみてぇだな?
アナウンス:本日18時10分ケイティーさんが死にま~した~ハロウィンランドにまた仲間が増えますよ~おっほっほっほっほ!
ブギー:ケ、ケイティー…だと!?
ジキル:ん?な~んだ?知り合いか?兄弟?
ブギー:ぼ、僕の許婚だ…
ジキル:おう!兄弟!そいつはラッキーじゃないか?同じ日に許婚同士仲良く死亡なんて!運命じゃないか!ハッピーハロウィン!
ブギー:うるさい!一体どうして?
ジキル:え~っとどれどれ…18時10分ケイティー毒殺…っと…
ブギー:ど、毒殺!?まさか…そんな!
ジキル:おう兄弟!この本に書いてあることはマジだぜ?
ブギー:誰かに殺されたって事?
ジキル:おう…そうだ兄弟!え~っとトゥエンティーセブンってやつに殺されたみたいだな?
ブギー:トゥエンティーセブン…ダディに仕えていた執事じゃないか…あの野郎…!
ジキル:憎いか?憎いだろ?俺様の名前を3回呼べばお前を死体のままだが現世に送る事だって不可能じゃない?ほら…俺様の眼を見ろ…これが嘘を言ってる男の眼か?…ぶっ(おなら)おう!失敬!
ブギー:くっさ!…と、とにかく許せない!トゥエンティーセブンを殺したい!だが僕だけでは…ねえ?手伝ってよ?
ジキル:よし、それじゃあ名前を呼べ!良いか?会場のみなさんも!全員で俺様の名前を呼んでくれ!良いか?いくぞ!
ブギー:ビートルジュース!ビートルジュース!ビートルジュース!
ジキル:おう!兄弟!これで契約完了だ!お前はこれから生涯、俺様のしもべだ!ふぁっはっは!それじゃ現実世界へGO!
ジキル:おう兄弟~現実世界に到着だ!
ブギー:トゥエンティーセブンめぇ…どこにいるんだ!
ジキル:あそこら辺じゃないか
ブギー:トゥエンティーセブン!!
27-NINA-:おや…誰かと思ったら…殺したはずなのに…って頭にナイフ刺さってるのにどうやって動いてるんだ…
ブギー:確かに僕は死んだ…だが、ここにいるのも現実だ…
ジキル:俺様のお陰ってことだ…
琉杏:なんだ…あの時、俺がナイフで刺してやったやつじゃん?
ブギー:え?どう言う事だ
ジキル:ぶっ(おなら)おう!失敬
一同:くっさ
27-NINA-:どうやら僕に殺されたと思ってるようですねぇ
琉杏:お前は俺が殺してやったのさ
ブギー:な、何故だ!お前は一体…誰だ!
琉杏:俺か…お前の腹違いの兄弟ってとこだな
ブギー:な、なんだって!?
27-NINA-:お前の父の元…僕は執事、そして姉はハウスメイドだった…
ブギー:それは知ってるが…
27-NINA-:このアルジャーノ坊ちゃんは僕の姉の息子なんだ!!
ジキル:えーあのーさっきから蚊帳の外なんですけど
琉杏:お前の親父は母さん…つまりトゥエンティーセブンの姉が妊娠している事に気付くと…母さんを殺したんだ!
ブギー:なんてことを…嗚呼(倒れこむ)
ジキル:おい?ところでガブギエル…このトゥエンティーセブンってガキをぶっ殺せば良いんだよな…
27-NINA-:お前はさっきからなんだ!
琉杏:お前は黙ってろ!そうだ!俺達は正義だ!お前ら一族は滅ぶべきだ!この血族も俺でお終いなんだよ!
ブギー:はぁ…はぁ…うるさい!人殺しの癖に…そして良くも許婚のケイティーを殺したくせに!
琉杏:おいおい…言いがかりはよせよ…俺達がかけつけた頃にはもうケイティーは死んでいた…なあ?
27-NINA-:クックックック
ジキル:あっはっはっはっはーそうか!知らないのはお前だけなんだな!
琉杏:お前らなにを笑う!
27-NINA-:坊ちゃん…いやはや…バレてしまっては仕方がありませんね…
琉杏:おい…止めろ…嘘だろ?お前…まさか裏切ったのか?
27-NINA-:最初から裏切ってなんかいませんよ…坊ちゃん
琉杏:じゃあ何故!
27-NINA-:好きだから…
琉杏:は?好き?
27-NINA-:そう…好きだからですよ…
琉杏:ケイティーが好きでケイティーを殺したって言うのか?
27-NINA-:そんなバカな…坊ちゃんの事ですよ
琉杏:え?寒気が…
ブギー:ま、まさか…
琉杏&ブギー:ホ、ホモ…
ジキル:ぶっ!(おなら)失敬!
27-NINA-:そうですよ!あ~ホモですよ!ホモで悪いか?あ~そうですか?悪かったですね!アルジャーノ坊ちゃん以外帰ってくれないか!!!
ジキル:はっはっはっ!こいつは傑作だ!で、ガブギエル…俺様とお前は契約が完了している…だからコイツを今からぶっ殺す…良いな?
27-NINA-:なんなんだ!部外者の癖に!
琉杏:ねえ?ホモなの?ねえ?ホモなの?
ジキル:いくぞ…このホモ野郎…
27-NINA-:ふっ…マーダー・インクの殺し屋を舐めると痛い目みるぞ?そして坊ちゃんは僕のモノ
ROUND 1 FIGHT
27-NINA-:オラオラ!虎煌拳
ジキル:烈風拳!
27-NINA-:虎煌拳
ジキル:烈風拳!
27-NINA-:飛燕疾風脚
ジキル:カイザーウェイブ
27-NINA-:ぐわぁ
ジキル:かかってこんかい?
27-NINA-:飛燕疾風脚
ジキル:ジェノサイドカッター!
27-NINA-:ぐわぁ
27-NINA-:飛燕疾風脚
ジキル:ジェノサイドカッター!
27-NINA-:ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やられてばっか(笑)
YOU WIN PERFECT
ジキル:DIE YOBBO
ブギー:つ、強い…
琉杏:トゥエンティーセブン!!し、死んでる…
ジキル:ハロウィンランドで会おうな?ミスタートゥエンティーセブン!!
ブギー:僕だって…アルジャーノ!…決闘だ!
琉杏:望むところだ…おい、お前は手出しするなよ!
ジキル:もちろん契約に含まれてないことはしないぜ…ふぁーっはっはっは!
琉杏:ほれ…ナイフを貸してやる…
ブギー:ナ、ナイフ…?
琉杏:怖気づいたか?だがお前は死んでるだろ?ナイフを刺しても死ぬのかすらわからん
ブギー:た、確かに…
琉杏:だからどっちかが心臓を突き刺したら勝負アリって事で…おい、お前…判定頼むぞ?俺は負けん
ジキル:良いだろう…任せな兄弟!
琉杏:いくぞ!
ブギー:か、かかってこい!
ROUND 2 FIGHT
琉杏:左手をだしな?
ブギー:な、なぜだ?
琉杏:互いの手を握り合いながらナイフで心臓を突き刺す…まさにデスマッチだ…
ブギー:な、なるほど…
琉杏:オラァァ!!
ブギー:うわぁ!!
琉杏:オラァァ!!
ブギー:うわぁ!!
琉杏:避けてばっかじゃ勝てないぞ
琉杏:オラァァ!!
ブギー:うわぁぁぁぁ!!
琉杏:な…なんじゃこりゃーーま、まさかナイフの勝負で俺が負けるなんて…これが…俺の…う、うんめ…い…な…の…か…ぐはっ
YOU WIN PERFECT
ジキル:見事だったぜ兄弟!それじゃあこれで復讐劇も終了!ハロウィンランドへGO!
ジキル:おう!兄弟!やっぱりこの死の匂いが充満したハロウィンランドが最高だな…
ブギー:そんな事よりもケイティーを探さなきゃ!こっちにいるんだろ!
ジキル:おう!忘れてたな!それじゃ探すか…えっとケイティーの現在地…すごそこじゃねえか!
ブギー:あ!あの子…絶対あの子だ!以前写真を送られてきたことがある…
ジキル:どれどれ
ブギー:むっちゃ可愛い…
ジキル:なんで関西弁やねん?って俺様まで関西弁になってしまった!
ブギー:ケイティー!ケイティー!
Kei:…。(無言で見つめている)
ブギー:ケイティー僕だよ!ガブギエルだよ!
Kei:…。(無言で見つめている)
ブギー:あれ?
ジキル:もしかして喋れないのか?ほれ…兄弟…いや?お嬢さんか?これに何か書いてみろ
Kei:…。
ブギー:なになに?
ジキル:声がでない…なるほど毒殺されて喉がやられちまったんだな!
ブギー:なんて事だ…でも許婚のガブリエルとハロウィンランドでこうして初対面できた!嬉しいな!
27-NINA-:さっきから騒がしいな…ってここは!?は!坊ちゃん!坊ちゃーーん!
ジキル:アルジャーノならそこだぞ
27-NINA-:坊ちゃん!こ、これは絶好の接吻チャンス!アルジャーノ坊ちゃんの唇…hshs
ブギー:おえ!
ジキル:ぶっ(おなら)おう!失敬!
27-NINA-:もうあんたらムード台無し!って言うかすまないが…ホモ以外帰ってくれ!!!!!
琉杏:さっきからうるさいなぁ…
ブギー:あ、起きた!
ジキル:ぶっ(おなら)おう!失敬!
27-NINA-:お前らのせいでせっかくの接吻チャンスが台無しじゃないか!!!
琉杏:なんだ?なんだ!?
ブギー:そこのホモが…
27-NINA-:うるさい黙ってろ!
琉杏:あ!ケイティーお嬢さん!えーっと初めましてアルジャーノです…俺がガブギエル家の当主です…よろしくお願いします
27-NINA-:あああああ!!!!!!!
ブギー:ちょっと待てよ!俺が許婚だ!
ジキル:また蚊帳の外かよ!兄弟たち~
琉杏:俺の方がイケメンですから…ね?ケイティーお嬢さん?
Kei:…。
琉杏:あれ?無反応
ブギー:ケイティーお嬢さんはそこのホモのせいで喉がやられてしゃべれないんだよ
27-NINA-:ホモホモうるさい!
琉杏:お嬢さんはこんな親指みみてーな…いや足のカカトみてーなやつより俺を選ぶね?
ブギー:し、失礼な、お嬢さんは僕のだ!
ジキル:良い考えがあるぞ…このハロウィンキャンディを舐めれば…ケイティーお嬢さんの喉も直ぐ良くなるさ…ほれ!
琉杏:お、舐めた…!
ブギー:これで白黒はっきりつくぞ!
27-NINA-:アルジャーノ坊ちゃんは僕のもの…
琉杏:なになに…ひじょうに
ブギー:いいにくい
27-NINA-:ことがありまして
ジキル:ふむふむ…じつは…
Kei:あーやっと声でたわ!ほんまびっくりしたわぁ~なんかようわからんけど死んでしまったん?なあ?
ジキル:え?え?
Kei:しっかしびっくりしたわぁ~目が覚めてぼーっとしとーたら男が4人もぎょうさん…しかも男2人は2人ともガブギエルだーゆーて!なんやの!ほんまに!てかあんたらちっさ!ほんまちっさ!
琉杏:え?なになに?どういうこと?
ブギー:ジーザス…
Kei:あーすまんけどなぁオカマやねんなぁオカマ!な?まだ手術前やってんけどなぁ…ほんまは手術してから会う予定やってんけど親がはよせーゆうて!しんどいわぁ思うとったらなんかうち死んでん!めっちゃうけるわ!わははは!
ジキル:(咳払い)えーっととりあえず…どちらか選んでいただけないでしょうかねぇ?
琉杏:いや選ばれても…オカマはちょっと…
ブギー:オ…オ…オ…おにぎりくん…
Kei:しやなぁ~こんなかで選べ言うたらこの上野クリニックみたいなあんた!あんたやなぁ!うちより身長低いとかありえへんわ!お前ら子供か言うてぇ!ほんま~ええわ~あんたイケメンやないの!上野クリニックのタートルネックみたいなのがだっさいけど!
27-NINA-:オカマはさわるなぁ!うわぁー本当!鳥肌なんですけど…
Kei:ええやないの!ホモとオカマで…なぁ?うち女子力はんぱないでぇ?まじで!
27-NINA-:さわるなぁ!!!
ブギー:オ…オ…オ…おにぎりくん…
琉杏:一体なんだったんだ…こんな茶番…ありかよぉ…
ジキル:ふぁーっふぁっふぁ!最高の茶番劇じゃないか!さあてめぇ~ら良いか準備しろ!こんなに楽しい茶番は滅多にない!アンハッピーハロウィン…ハロウィンナイトのはじまりだ!ゴースト達と共に現実世界へカーニバルだ!