00127 | エルム ジキル オフィシャルブログ「暴君ジキルによるシリアルキラーの作り方講座」Powered by Ameba

00127

さて食のタブーについて話したが

本題はここからなのである…

個人の価値観や考えと言うのは

生まれ育った文化や宗教が

非常に大きな影響を与えているのである

ここからは学校ではあまり教えてくれない日本の「性」の歴史について

日本と言う国は元々は「性」に対して凄くオープンな国なのである

では今の様な「性のモラル」が出来上がったのは何時かと言うと

江戸から明治にかけてであって

今の時代において「性の乱れ」や「処女を大事にしない」なんて言われるが

それを言ったら過去の日本はもっと純潔から程遠いのであろう

古代においては一夫多妻が当たり前で兄弟間の結婚もあったり

結婚の決め手が夜這いだったり

今の時代みたいに自由に結婚相手を選べる訳でもなく

政略結婚も盛んだったし家柄、良い血筋なんて言うのを重視されていた事もあったな

さて今の日本においてはオネエ系タレントなどが出てきて

マイノリティーな性文化に対しても寛容になってきていると思うが

日本の性や愛を語る上で「同性愛」と言うのは欠かせない程なのである

今は同性愛と呼ばれているが男色(だんしょく・なんしょく)

もしくは衆道と呼ばれていたそうで

なぜ日本の性と愛を語る上で欠かせないかって言ったら…

それはとても男色が盛んな国だった過去があるからなのである

もう今の腐女子たちが鼻血どころの騒ぎではないのだろうな

俺様自身は異性愛者だがふとしたきっかけで調べてみて

興味深いなと思ったので記事にしてみたと言う訳だが

例えば上記の様な注意書きを書かないと偏見の目で見られるのでは?

と、考える位に実際はまだ偏見の目と言うのは強いのだろうな

まあ個人の性の趣向に関して他人がとやかく言うのもどうかと思うし

俺様自身は偏見を持たない・批判的な考えはしないと言うスタンスだ

さて…その男色の歴史と言うのは相当古くからあるようだ

古事記のヤマトタケルが一番古いのではないかと言われている

先ずヤマトタケルについてだが色白で美少年だったと言われている

そのヤマトタケルがヤマト王権に抵抗する九州の熊襲(くまそ)を征伐に行った時の話し

ヤマトタケルは女の格好で敵の宴会にもぐりこんだそうな

敵の大将はヤマトタケルを一目で気にいって「こっちにこ~い」みたいな感じで呼ばれたそうで

ヤマトタケルを膝の上に座らせようとした時になんと

ヤマトタケルに刺されて大将は討たれてしまったらしい

え?ここまでの話して何にも男色的な話しがないじゃないかって?

まあ腐女子よ待ちたまえ

なんと刺された場所と言うのが

どうやらお尻だったと言うのがあり…あれ?

膝に座らせようとしてお尻を?

と言う謎が残るわけで…つまりそう言う事だったのではないか?といわれているわけだ

この男色と言うのは集団社会においては自然発生するそうで

男ばかりの社会の中では特にそうなる傾向があるようだ

男子校に多いとか刑務所では可愛い顔してると危険だって言われるのはそのせいなのだろうな

さてまた歴史に戻ろうか

万葉集と言うのは聞いた事があるだろう?

実はこの万葉集の歌の中にも男色を歌ってる物があるそうだ

そしてちゃんと学校に行ってれば空海(くうかい)の名前を聞いた事はあるだろう?

この空海が日本に元からあった男色と言うのを更に広めたようだ

空海は唐の長安に渡り

そして日本に仏教を広めた訳だが

同時に日本に男色の風習を広めたとも言われている

仏教の世界では女人禁制

女性は修行する男を惑わす魔物の様な存在と思われていて

女性と肉体関係を持つと言う事は不浄であり破門にされてしまう訳だ

この時代の僧は日本を牽引している人だから影響力は凄まじく

その風習はあれよあれよと広まっていく事になったそうだ

ちなみに僧には身の回りの世話をする12~18歳くらいの稚児と呼ばれる少年がいて

まあそう言う夜の相手の様な物をさせられるわけなんだが

あれ?修行の身で欲求がどうちゃらなら女の人だけじゃなくて男色もダメなんじゃないの?って思うだろうが

女と交わるのは不浄だが稚児とは正常になるみたいな…まあ言い訳みたいなのがあったんだろうな

さてそう言った僧の世界から広まった男色の文化と言うのは都の貴族の間でも大流行してしまうわけだ


唐の文化と言うのは当時の日本からすれば最先端の文化みたいなもので

貴族たちにとってはセレブへの憧れの様なものだったわけだ

まあもちろん僧と違って女人禁制でもない貴族たちは

男も女もと言った感じでバイセクシャルが増えまくったわけである

まあ今の時代と感覚が違い過ぎて「ええ!?」って思うだろうが

そう言う時代だったのである

なんと言うか当時は女性に対して穢れていると言う意識があって

そんな女性とするなら綺麗な男の方が良いって言う感覚が

割りと普通の感覚に近かったようだ

そして時代は戦国になるとまた変わってきて

武家の社会では女に溺れる、うつつを抜かすと言うのは武士の恥と言う考えが出てくる

そうなるともう男同士の方が格好良いじゃないか!みたいな風潮になっていくわけである

今じゃ考えられないだろうけどな

他にも忠義の「義」と言う感覚がこの時代には出てきて

その関係を築くのには男同士の結束が必要になってきて

そう言う意味でも当時は男色と言うのは流行と言うよりも欠かせない物になったそうだ

今でも縁かつぎ、縁起が悪いなんてあるように

昔の人は今の時代以上に縁について考えていて

仏教の教えで女性は穢れているみたいなのがあって

女性と関わると戦いに負けてしまいますよみたいな風潮があったわけだ

戦は命をかけての戦いな訳で些細な事でもやはり気にするわけだ

戦場には女は1人もいないわけで

もう今の時代の様に「ガチな方?ひ~」みたいな感覚は一切なかったようだ

さてこの辺で出てくるのが昔にも話した宣教師…

そうザビエルである

ザビエルはキリスト教を広めると同時に奴隷の売買を行ったり

また日本を植民地に出来るかどうかなどの視察も行ってたわけだ

キリスト教においては同性愛は禁止されているため

なんて野蛮な人たちだと言われてしまったわけである

江戸時代においても男色と言うのは一般的で歌舞伎などが原因だったなんて言われているそうな

歌舞伎の役者になる少年は陰間(かげま)と呼ばれ

陰間茶屋で花を売って人生経験を積んでいくなんて言うのもあったそうだ

そして時代は幕末になってもまだ男色は盛んだったが意識も変わってきたようで

この人と決めた人以外とは関係を持たないと言った

兄貴分、弟分みたいな契りが出来てきたそうな

さて時代は明治になってくるが未だに男色は盛んだったそうだ

あれ?結構最近じゃね?みたいな感じだよな

幕府を倒した薩摩藩には男色が一番多かったようだ

さて…ここまで来て明治まで男色はごく一般だったのに

じゃあ今は何でとてもマイノリティーになってしまったのか?

それは明治の時代に西洋の文化を多く取り入れましょう

日本を世界と肩を並べられる位の強い国にしましょうってなって

西洋においては男色は文化のレベルの低さや野蛮であると言う考えもあったり

富国強兵を目指す日本国においては産めよ増やせよだった訳で

もう男色は時代遅れの産物だと言う風潮になったのである

まあこの時代は世界を相手に大戦をしはじめて

またもや男色の復活と言うのがあったわけだがな

まあ大戦に関してはもうその後どうなったかはわかるだろう?

つまり歴史を振り返ると大戦までは男色と言うのは

当たり前と言うか嗜みの一つの様な物であったと考えられる

そう考えると、その時代の文化、宗教、法律と言うルールは

食だけではなく性にまで影響を及ぼしているのであろう

性に関して言えば先日の記事でウエストがくびれていると

妊娠していない可能性があり男子は本能的に~みたいな事を書いたが

地域によってはふくよかな女性の方が富を得られると言う迷信もあり

ふくよかな女性がモテ痩せてる女性はモテないと言う地域もある

さて…こう言う風に知っていくと自分の育ってきた環境が及ぼす影響と言うのは非常に大きいな

そう言う価値観の上で育ったから受け付けないだけなのかも知れないし

生まれた時代によっては同じ自分でもまったく違った考え方や価値観を持っていたのかもしれない

そう考えると自分ってなんだろう?

自分って言うのはどうやって作られたのだろう?

そんな風に自分自身のルーツだったり何に影響を受けているのか

色んなことが考えられるのではないだろうか?

俺様は現時点、自分が持ち合わせている価値観と言うのを

一度捨てて考えてみると言うのも悪くないと思っているのだ

虫を食べたいとは思わなくても、なんで虫を食べないのか?なんて考えるのも面白いし

自分が生まれ育った地域が違かったら虫を好んで食べてたかもな~とか

江戸時代に生まれてたら武士同士で「やらないか?」みたいな事を自分が言ってた可能性もあるのか

なんてな…

まああくまで想像の範疇だが

自分の常識だけにとらわれずに色々と考えると言うのは面白い

実践するかしないかにおいては…まあ実践はしないだろうけど

あ、でも芋虫が入った酒を飲まされて芋虫を飲んだ事はあったか

噛みたくないから噛まなかったし食管はわからないけど

実際に噛んでたらどうだったのだろうな?どんな味がしたのだろう?

酒の味しかしなかったかもだが

子供の頃にアリを食べてる子とかいなかったか?

まあうちのELMERのバンド仲間には普通に大人になってからもアリを食べてたって言うやつもいたそうだが(笑)

アリは甘いとか聞くけど実際どうなんだろうな?

試したことあるやつがいたら話しを聞いてみたいもんだ

ちなみに佐々木孫悟空と言うお笑い芸人の方がいるんだが

虫喰い芸人、虫フードファイターと呼ばれている

まあ検索すれば虫を食べてる動画をたくさん見れるが

観たくない人は見ないほうが良いと思う

とても長くなったけど…どうだろうか?

何か考える機会にでもなれば良いな