婆さんがいなくなってから


毎日が


とっても


つまらない


物足りない


充実しない


味気ない


楽しいことが楽しめない



わたしの人生に


付加価値がなくなったか、、のよう




脳梗塞の後遺症から


徐々に話せなくなって


動けなくなって


食べられなくなって


それでも13年間頑張ってきた婆さんが


あんなに頑張って来た婆さんが


具合悪くなって


たった一週間でこの世を去ったのは


「もうこの辺で


あんたを私から解放してあげるよ


あとは自分の人生をしっかりと生きなさい」


という意味があったんじゃないかと


勝手に思ってる私




まだまだ


婆さんを看るつもりでいたのに


あと10年はいけるんじゃないか


と思った矢先


その婆さんが私の世界からいなくなってしまった



いままで介護に費やしていた時間が


ぽっかりと空いて


自由な時間ができたんだから


何かすればいいじゃんって


自分でも思うし


周りも言うし


分かってるけど


分かっちゃいるんだけど


その時間をどう使っていいのか


何に使っていいのか


いまだに見つけられなくて


ただただ


無駄に過ごしている感じがしてならない



こんなにも空っぽだったのか私、、



誰かのために


何かをしたいのかな


と思う時もある


婆さんのためにと


お世話していたように⁉️


そう口にすると


介護の仕事をしたら


とか


犬を飼っては


とか


孫でもできたら


とか


言われるけど


婆さんの存在を


超えるものなんて


今のところ私には


ない


見つからない




また


ブログを見た人からは


なにか書いたら


とも言われることがある


ここは


その時々思っている事を


ツラツラと書き綴っているから書けるだけで


例えば


今話題の◯◯について書いて


なんて


題材を与えられると


途端に何も書けなくなる



昔は漫画家になるのが夢だった


と言うと


漫画描いてみれば


と言われたので


いま流のデジタルで漫画を描く本なんか買ってみたけど


ページをパラパラめくって


手が止まってしまった



新しいことと向き合う


気持ちが


まだ出来てないのかな


みんなが


気を遣って色々言ってくれるんだけど


最初の一歩が


なかなか出ない



相変わらず


同じ職場の同じ仕事で


婆さんがいる時同様の働き方で働いている


毎日ご飯も作る


掃除のペースも相変わらず週に一回


洗濯物の量も


かなり減ったけど


同じように毎日数回は回してる


同じペースの生活サイクルだから


婆さんに使ってた時間だけが


ぽっかりと空いたまま



そんな所に


年末からお友達からの依頼で


在宅の仕事が入った


隙間時間が埋まった


ひたすらパソコンに向かって


打ち込む


でもそれも短期の仕事


春になればなくなる



やりたい事


情熱をもって向き合える何か


が欲しい


のかな、、


そんな大義なんて掲げなくても


いいのかもしれない


婆さんからせっかくもらった時間なんだから



自分で勝手に


今までとは違う


今後に活かせる何かを始めなければ


って思ってるだけなんだろうかーー




先日


お墓参りに行って来た


墓誌に


新たに婆さんの名前と没年月日が刻まれていた


雨が降っていたので


長居はできなかったけど


後ろ髪を引かれる思いで霊園を出た


何も報告出来なかった


わたし頑張ってるよ


とも言えなかった


だめだねー、わたし、、


だめだめだよ、、婆さん、、



もう少し、、


あと3年弱で


わたし


婆さんが未亡人になった年齢になるよ


爺さんが亡くなったあと


「時間が出来たら夜間中学に行きたい」


と言っていた婆さん


でも結局行かずに終わっちゃったよね


当時は無神経に


「やりたいって言ってたんだからやればいいじゃん」


なんて


発破掛けたりしたけど


そんな簡単な事じゃないねー


何か動き出すには


それなりの熱量が必要だねー


分かってるよ


分かってはいるんだよ


でもね、、


って


当時の婆さんも思っていたのかも、、



婆さんのそんな姿を見て来たから


わたしは何かやり残しのないように生きたい


って思ったのに


なんなんだろうなー、、


なんなんだろうねーー、婆さん



もう若くないからとか


そんな理由じゃなくて、、


うーん、、


ある種


燃え尽き症候群、、?



いやいや


これも言い訳か、、





綺麗事を言うならば


わたしが婆さんを生かしていたんじゃなく


婆さんがわたしの人生を活かしてくれていたんじゃないかなー、、と


もちろん


そんな綺麗事だけじゃない


ドロドロのきったいない感情や


邪な思いももちろん沢山たくさんあったんだけど


そんな、、


綺麗事の一つも言いたくなるような一面も


いままでの介護生活の中に


あったのかもなぁと


今になって思う



これから、、


きっと


まだまだこれから、、


時間は限られているかもしれないけど


わたしが求める何か


を探しながら


生きていくしかないんだろうなーー


ねーー、婆さん