お正月、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝をTVでちゃんと全部観戦するタイプの人間です
推しは青学
原監督には賛否の声があるみたいですが、あれだけ箱根駅伝を盛り上げて、陸上界に世間の目を向けて、結果を出している(これまでに箱根駅伝4連覇、大学駅伝3冠など)だなんて、素晴らしすぎて個人的には上司になって欲しい人No.1です
さて、今年の箱根駅伝。青学中心に観ていた私の感想つらつらメモを
1/2、実は青学が勝つとは思わずに観始めました
前評判では國學院がとても強そうで、今年は大学駅伝すでに2冠を取っているという状況。ただ箱根だけは別ものと言われているので、どうなるかしら♪
1区、中央大の吉居選手がぶっちぎり独走でダントツの1位!スタジオにいたお兄さんとの会話がかわいらしくて話題になってましたね
2位以下、全部お団子です。これはもしかしてこのまま中央大が最後まで突っ走る展開になる…?なんて思ってました。昔このパターンで青学がずっと1位のまま総合完全優勝した年があったので、それを思い出してました。ちなみに青学の宇田川選手は集団の中にいて見つけるのもちょっと難しかった…
2区、青学の黒田選手はとても速いと思っていたのですが、ふと気づいた時にはたしか12位辺り。タスキを受け取った時は10位以内だったので順位が落ちていました。2区は国学院の平林選手、駒澤の篠原選手など有名選手がいっぱいいるエース区間これはいよいよ青学厳しいかしら?なんて思っていたら、なんと後半、ぐんぐんぐんぐん追い上げてきました…!
蓋を開けてみれば区間新記録(区間3位)で3位まで浮上!途中調子悪かったのかしら?なんて思ったけども、後々のインタビューを聞くと自分の決めたペースで走っただけとのこと。
黒田選手は腕時計をしないで走る選手。周りに惑わされない強さってすごいなぁ
まぁそんなこんなで3区。スタートの時の順位は1位中央大、2位東京国際大、3位青学大。2位と3位の差はわずか数秒。
青学の鶴川選手は、東京国際大を抜いたものの、創価大に抜かれて順位は3位をキープ。途中腹痛を起こしたそうで、トップとの差は2分半くらいに開いてました。(体調悪いのにあのスピードで走れるってやっぱりすごいな。)
青学を応援はしているものの、順位変動やデッドヒートが駅伝のドラマを生むので、面白くなりそうな予感です
4区、青学は監督に駅伝男と称される太田選手。速いうえにイケメン(&自他ともに認めるナルシスト)な太田選手、絶対おもしろい展開を魅せてくれると思っていましたが、今年は何と言ってもタスキを受け取る時にチラッとTVに映った左手薬指の指輪が、話題をかっさらってましたね
でも婚約指輪だなんて素敵♪学生結婚は憧れるわ~(学生時代に戻りたい笑)
そして本業?の走りでもさすがの区間賞。2分半近くあったトップとの差を1分40秒も縮めて2位浮上さすがですね
全然関係ないけど、太田選手はこの日の夜に顔合わせ?をされるとかって報道されていて、往路を走り終わった選手たちの夜はそんな自由に過ごせる時間になっているのね~とちょっと意外でした!まぁ走り終わってるしね
そして山登りの5区。
青学は原監督のせい?で、山の神ならぬ"若の神"という謎の称号が有名になってしまっている若林選手。1位の中央大を追いかけます。他にも、何人もの「新・山の神」候補が出場する中、ものすごいスピードで、でも軽やかに山を駆け上がっていく若林選手は観ていてワクワクします
小動物のようなキュートな姿で、素人目にはふわふわ走っているように見えるのに、実際はものすごいスピードで、1位を奪取。そのまま区間新記録でゴール
山の神は神野大地選手以降生まれていないみたいだけど、若の神とかw、山の妖精とか、色々な選手が誕生していた中で、今年は早稲田大に「山の名探偵」が登場 メガネをかけて走る工藤選手、名探偵コナンの工藤新一にちなんだニックネームとのこと。しかもめっちゃ速かった
来年も山登りするんだろうな。
青学が往路優勝でしたが、順位変動も激しくておもしろいレース展開!2位、3位との差も3分以内。復路で逆転される可能性が往々にしてあり得る。
そして復路、6区。
青学は2年連続山下りをする野村選手。6区は監督車が付かない(5区は付くのになんでだろう?)うえ、2位との差は1分半ほどだったので、どうなるかと最初はハラハラ観ていましたが、若林選手と同じような爆走っぷり!区間新記録での快走でした 金栗杯とMVPのW受賞ですって
その後ろでシード権争いが熾烈コロコロと順位が入れ替わるし、繰り上げスタートもあるので見た目の順位と実際の順位も違うし、ここは見応えありです
7区。
青学の白石選手に迫るのは、6区で3位に浮上していた駒澤大の佐藤圭汰選手。ヤバいスピードです故障明けとのことでしたが、全くそんな感じがしない、まさに猛追
これは駒澤がトップになる可能性もあるか…!?と思ったけども、青学は5区6区の2人の貯金が多かったのが幸いし、白石選手が逃げ切りました。佐藤選手は青学との差を2分半弱も詰めていたとのこと!驚異的
8区。
青学は塩出選手。7区で2位駒澤大がだいぶ近くに来ているので、まだどんでん返しがあるかもしれませんが、塩出選手は前回も8区で区間賞を取っている選手。どうなるかしらと観ていましたが、今年も区間賞を取る快走でした!
そして後ろの方では相変わらずのシード権争いデッドヒート。TVに映る度に順位が変動しています。この辺りのチームの関係者の人達はほんとにハラハラドキドキだろうな
1つ8区でかわいそうにと思ったのは天気が曇りだったこと!ここは晴れていたら富士山をバックに背負ってTVに映る絶景ポイントなのに!、今年は富士山が見えませんでした まぁ、走ってる本人達には見えないんだけどね。
そして9区。2区の裏になる長距離区間。
青学はキャプテン田中選手。前々からTVに出る度にアナウンサーを目指していると話していたキャラの濃いめなキャプテン笑 小柄な陸上選手が多い中でかなりの長身!モデルさんのようです。
そして横浜駅前の給水では、同級生と給水のお水で乾杯明るい雰囲気の青学らしいかわいらしい2人でした
ここでは、東京大学大学院の古川選手への給水をしたのが東京大学大学院の八田教授という方!陸上競技界ではとても有名なレジェンドだそうで、ものすごく世間が湧いてました笑
古川選手自体も29歳にして初の箱根駅伝ということで、色々話題になった2人でした
さて、青学は、駒澤大との差が一瞬縮まったりもしたのですが、田中キャプテンも区間2位のスピードで走ったそうで、1位死守のままタスキリレー
その際、自分で実況しながらタスキを渡したそうです 受け取った後輩くんは良い意味で肩の力が抜けたのではないかしら?なんて笑
てっきり彼は日本テレビに就職するかと思ったら、地元のテレビ局のアナウンサーになるとのこと。彼が地元に帰りたかったのか、キー局を受けたか受けてないかはわからないけど、箱根駅伝を実況したいと言っていたので、こんなに良さそうな人材を日テレはなぜ採用(スカウト)しなかったのかがちょっと不思議
そしてシード権争いはまだまだ決着つかず、最後の最後まで縺れこむことになりました。
最終の10区。
青学の小河原選手は1年生。今年の青学は3,4年生がほとんどでしたが、ここにきてルーキーが待っていました。9区までの貯金もあるし大丈夫だろうと思っていましたが、なんと区間賞の走りで優勝テープを切っていましたさすが、チームに沢山いる強豪選手たちの中でアンカーを勝ち取っただけありました。来年からも期待です
そしてずっと競り合っていたシード権!最後の最後までもつれにもつれ、これは伝説の寺田交差点が生まれた年と同じ展開最後の全力ダッシュで運命が決まるやつです。関係者は心臓に悪かったことでしょう
10人で走った結果のはずだけど、アンカーの選手たちは一番精神的に背負うものが大きいだろうと思うと、見ているだけでも心がギュッとなりますが、競技とはそういうものか
ということで、今年もお正月は楽しませてもらいました
で、今日。
別府大分毎日マラソンがやっていることに気づいておらず、13時半ごろTVをつけたところ・・・、見覚えのあるグリーンのユニフォームの選手がふわふわ走ってます。
あれは若の神だ
外国人選手と2人で競っています。
フルマラソンの40km地点。あと残り2kmというところで、なんとトップ争いをしているではないですか
まじか
解説していた原監督も瀬古さんも興奮してます笑
そしてついに首位に立った!!
残念ながら最後は抜かれてしまいましたが、それでも初マラソンで堂々の2位!実業団の選手たちを抑えて、日本人選手では1位!
なんと初マラソン日本最高記録と日本学生記録を樹立だそうです
山登りをしている姿しか観たことがなかったので、平地の街中を走っている姿は新鮮でした。
路上の応援がみんな「若林!」って名前で応援してたのも凄いなと。実業団の有名選手がいっぱいいるなかで、学生ランナーが名前を認知されているなんて凄い事だよね
青学出身者はマラソンで走れない、オリンピックに出れないなんて言って原監督を叩く人もいますが、このレース、実業団の選手も外国人の招待選手もいる中、2位に若林選手、6位にも白石選手が入っていました。
ちなみに10位以内には国学院の選手も2人入っていて、10人中4人が大学生。
箱根のためのトレーニングでも、フルマラソン走れることが証明されましたね
若林選手はこれで競技引退だということですが、何年か前に、引退するつもりからの競技続行に進路変更をした吉田裕也選手の例があるので・・・?瀬古さんも引き留めにかかってました
原監督の第一声も、若林選手に「お前凄いよ!」って吉田選手の時と同じセリフな気がします笑
興奮した原監督に「山の神」の称号をあげる的な事を言われて、「箱根駅伝じゃない」と冷静に突っ込んでいた若林選手が最高でした
若林選手の記録は、夏に行われる世界陸上への出場権が得られるものだったそう。でも引退は撤回しないそうです。なんという華麗な勝ち逃げ伝説の選手になることでしょう笑
かわいい2人
今年の青学4年生はマラソンも速そうだぞということで、東京マラソンも楽しみになってきました