『エルピス-希望、あるいは災い-』。放送当時とても話題になっていたドラマ。
ちょっと骨太な感じがしたので、月曜から観るのはしんどそうだなと、録画したままにしてました。
やっとこの前視聴完了。
ここで今更だけど、「エルピス」ってなんだ??なんて思ったりして。
タイトルのエルピス(Elpis)とは、古代ギリシャ神話で様々な災厄が飛び出したとされる「パンドラの箱」に残された「希望」あるいは「災い」の兆候のことである
なるほど。サブタイトルが意味そのものだったか
長澤まさみの女子アナ役って秀逸
それにしても長澤まさみに向かって、おばさんおばさん連呼する上司がいただけないけど
話題になっていた鈴木亮平の大人の色気も素敵
知性も駄々洩れだからピッタリの役でしたね。
笑ってても目は笑ってない、清濁併せ吞むというか、必要悪を認めているという、、「あぁこういう人が政治家になるね…」感がすごかった
眞栄田郷敦はちょっと意外な役でした。
お坊ちゃまというのはピッタリだけど、あんまりチャラくなさそうなのに、チャラくて適当な感じからのスタート。
途中、やさぐれて無精ひげ生やしたりもしてて、爽やかイケメンではない路線も行けるのは既婚者がゆえなのか。(同年代の俳優さんはまだ女性ファン向けのキラキラ系の役の方をやらされそう←戦略的に)
色々な事情で発案&長澤まさみの主演決定から5年もの歳月がかかったことで、元々この2人の役は別の人が想定されていたが再考されたと、どこかに書いてあった。
そう聞くと、最初に想定されていたキャスティングが気になるーーー
主題歌は「Mirage Collective」。流れるのはfeat.長澤まさみのバージョン。
『大豆田とわ子と三人の元夫』と似た感じ。
と思ったら、プロデューサーが同じ人だった。
ストーリーは、妙にリアル。
あー、、こういうこと、現実にもあったんだろうな、と。
怖い現実。
冤罪ってとんでもない恐怖だよな…。
そんな題材を扱った覚悟のドラマだったとのことで、『第60回ギャラクシー賞』、『第49回放送文化基金賞贈呈式』など、2023年のドラマ関連の賞を総なめしたそうな。
映画のような重厚感。
でも連続ドラマだから映画の5~6倍の長さがある丁寧なストーリー。
観るのにとても体力を消耗したけど、とても面白かったです
そしてやっぱり、長澤まさみは美しい