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「ミステリと言う勿れ」の第1話
飼いネコの死に際に会えなかったことを悔やんでいた女刑事さんに主人公が、
飼い主のことが大好きだったから
自分が死ぬ姿をみせたくなかったんですよ
と話してた場面。
あれを見て
3年前の祖父のことを思い出した
祖父と私は干支が同じ🐮
親以上に世話になり
どんな時も祖父の笑顔に救われた
私にとって特別な存在
祖父が亡くなった時、私は45歳
その年でまだおじいちゃん健在ってすごくない?
とよく言われたっけ
まだコロナが流行る前で
入院しても頻繁に会いに行けたことは本当に幸せだったと思う
うちの実家はちょっと複雑な関係
だから
祖父母の存在は私にとってものすごく大きかった
幸い、父の再婚相手(Sさん)がいい人で
祖父が入院すると毎日会いに行ってくれていた
「明日はわたし、来れないんよ。
ごめんな〜おじいさん」
いつもは目を閉じてるのに
Sさんがそう言ったときだけ、パッ👁と目を開けたらしい
そして、翌日の昼ごろ
祖父はひっそりと息を引き取った
まるで狙ったかのように、誰もいない時に。
祖父は本当に優しさを絵にかいたような人
どんな時もニコニコしてて
そこにいるだけで気持ちが温かくなる人だった
多くの人から慕われ
93歳で大往生
葬儀には大勢の人が参列して下さり
会場に入り切れなくて外で待ってる人もいた
葬儀のあと
老人ホームの職員さんが
祖父はいつも、わめいたり困らせている入居者の手をひいて自分の席に連れていき、なだめてくれていた
というエピソードを教えてくれた
見返りを求めず
ただ与え続けた人生
もしかしたら
人徳のある人は自分の死期を選べるのかもしれない
と思った
病院から実家に帰ってきた祖父は
天寿を全うした、とても穏やかな顔をしていた
祖父の優しさ
あの優しい笑顔は私の宝物✨
一生、忘れない。