今年もハロプロのすべては追い切れていない、というか、ある程度絞り込んで楽しんでいたので、その中での評価です。

 

【楽曲部門】

 

1位 『盛れ!ミ・アモーレ』 Juice=Juice

 

コメントするのをためらってしまう、何も語る必要がない今年の圧倒的1位。やっぱりJuice=Juiceにはラテンだな。

 

 

2位 『月夜のパ・ド・ドゥ』 つばきファクトリー

 

ハロプロっぽさは薄いが、楽曲としての美しさは際立っている。今年も私はShusui & スウェーデン制作チームに弱い。

 

 

3位 『右ななめ後ろから』 アンジュルム

 

各メンバーのファルセット、ミックスト・ボイス、ウィスパリング気味といった多彩で綺麗な歌声を、思いを込めたソロ歌唱つなぎで聴け、心地よい。クリスタル・ボイスのかみこが卒業しても、新生アンジュルムが歌声で聴かせることができているということがアルバム『Keep Your Smile!』で最も印象に残った。

 

「好きな人の 好きな人になるって どんな気持ちだろう」という歌詞がグッとくる。

 

後藤花ちゃんもお気に入り曲と語っていた。

 

 

4位 『泡沫ライラック feat. 島倉りか(BEYOOOOONDS / CHICA#TETSU)』 月刊偶像

 

こちらもハロプロ楽曲とは異質に思うが、聴いていると爽快な気分になる佳曲。

 

りか様出演のラジオ番組「Flip the Records」で、キョンキョンの『100%男女交際』が取り上げられた際、相方のチャッピー加藤さんが、編曲の山川恵津子さんがこれにより女性で初のレコ大編曲賞受賞者になったことを紹介し、りか様も感銘を受けていた。さらに、山川さんは、りか様の敬愛する松田聖子さんのガイドヴォーカルを務めていた話も披露し、りか様の興味は爆上がりしていた。

 

『泡沫ライラック』は、ソニーミュージックの「月刊偶像」シリーズの1曲であるが、ラジオで話題にしていたばかりの山川さんが手がけることになるとは。そうしてみると、この企画が決まっていたがため、『100%男女交際』をオンエアしたのかな。

 

 

5位 『Do-Did-Done』 BEYOOOOONDS

 

いわゆる中毒性のあるリフレイン、えんどぅ氏の振付も相まってとても強い印象を与える。武道館公演のライブビューイングで楽曲初披露を観た時には非常にインパクトを受けた。

 

 

【MV部門】

 

1位 『盛れ!ミ・アモーレ』 Juice=Juice

 

真っ赤な衣装が鮮烈な印象を与え、メンバーが一斉に足を振り上げるシーンの横からのアングルも迫力に満ちている。

 

 

2位 『Do-Did-Done』 BEYOOOOONDS

 

こちらも白いバックに赤い衣装のコントラストが鮮烈。振付のインパクトと、衣装がとても素晴らしい。

 

 

3位 『My Days for You』 つばきファクトリー

 

八木栞ちゃん最後のシングルで、盟友福田真琳ちゃんとの二人でのバレエポーズが含まれているのがエモかったためランクイン。

 

 

【YouTube部門】

 

『盛れ!ミ・アモーレ BAND Live Ver.』 Juice=Juice

 

色々なバージョンの『盛れ!ミ・アモーレ』の映像がアップされているが、やはりこれが1番好き。

 

 

【ブライテスト・ホープ部門】

 

長野桃羽(アンジュルム)

 

研修生はほとんどフォローしていないが、もっちについては加入時から注目していた。ロコドル時代のYouTube動画を見て、ローティーンながらも心を揺さぶる歌唱に感心した。

 

アイドルらしいアイドル。死角がない。先日、真野恵里菜さんの初期の映像を見ていたら、もっちに非常に似ていると思った。この5年間観てきたハロメンで、初めてソロアイドルで観たいと思った逸材。

 

初の武道館での堂々たるパフォーマンス。特にスマイレージ曲では、あまりにはまっていて鳥肌が立った。やはり天賦の声質は現行ハロメンで屈指のもの。

 

もっちのこれからが楽しみでならない。

 

 

【印象に残ったコンサート(卒コン除く)】

 

Juice=Juice Concert 2025 Queen of Hearts Special Flush

 

すごい熱量で、スキル集団のもてるパワーを存分に発揮。林仁愛ちゃん初武道館ながら出づっぱりで凄かった。

 

 

OCHA NORMA 2025 LIVE at BUDOKAN

 

私がリアルタイムで観るハロプログループの初武道館としては、初めての声出し可能環境のもの。正直言って、予想していたレベルを大幅に超えた出来と盛り上がりだった。

 

 

アンジュルム 2025 autumn「Keep Your Smile!」final

 

ようやく長野桃羽ちゃんのライブ・パフォーマンスを鑑賞できたもの。というのも、今回の2025年秋ツアーは鑑賞できていなかったからだ。2023年からアンジュルム初期を担ってきたメンバーがすべて卒業し過渡期を迎えている。そんな中、後藤花・長野桃羽というキュートなペアという特色を前面に打ち出していくのが良いのでは、と感じたコンサートだった。

 

ここまでの3本はすべてライブビューイングでの鑑賞。生で観た中でスペシャル感があるのは、Juice=Juice Concert Tour 2025 Crimson×Azure Special
(林仁愛ちゃんの加入発表に盛大に盛り上がる。ゆめりあいのアクシデントにビックリ)、つばきファクトリーのバンドセットライブ10th Anniversary SPRING LIVE 2025 「Bloomin'」(私にとっての最後の生で観る八木栞。卓偉兄貴参戦)、ライブナタリー “私立恵比寿中学 × Juice=Juice”(対バンイベント初鑑賞)、BEYOOOOOPHONIC Ⅲ(当該形態初鑑賞)、ISE GIRLS FRONTIER 2025(アイドルフェス初鑑賞。TEAM SHACHI見納め)などがあった。

 

そんな中でも特に印象深かったのが、地域活性化コンサート ナルチカ 2025 BEYOOOOONDS in 備前。

 

というのも、現行の9人体制のBEYOOOOONDSのうち、清野桃々姫ちゃんは長期療養中であるが、コンサートの4日前に西田汐里ちゃんと前田こころちゃんの、そしてその翌日には小林萌花ちゃんの病欠が発表され、5人での公演となったからである。

 

もしかすると中止になるかと危ぶんでいたが、地方自治体と連携し、ふるさと納税が絡んでおり、必ず年内に返礼品(つまりコンサート)を届けねばならず、また、バスツアーも組まれており、振り替えとする判断はとても難しい状況だったものと思われ、予定通り決行された。

 

リハからの大幅な変更がある一方、コンサート前日から当日にかけてはFCバスツアーも組まれている。出演できないメンバーを観られないのは残念だが、この状況でとういったコンサートを見せてくれるのか、という大きな興味が湧いた。

 

コンサートの冒頭、当初のセトリをすべてやると宣言し、喝采を浴びる。歌割りを飛ばすことはなく、ダンスのフォーメーションにも違和感がなく、完璧にやり切った。メジャーデビューからのメンバーだけで構成されているからこその結果であろうが、凄いものを観た、と感動した。