6月21日 夏至の日の早朝

 

 

わんこのグリが空に行きました

 

 

一人で行っちゃった

 

 

わたしの腕の中で…

 

 

急変したのは前日20日の朝

 

 

呼吸困難になったために

病院に連れて行ったところ

 

 

誤嚥性肺炎、もしくは

肺水腫の疑いがあります

と言われました

 

 

疑い…と言うのは

血液検査をしようにも

血が全く取れなかった為です

 

 

針を挿してもぜんぜん血が出ない

という状況があることを初めて

知りました

 

 

息ができないので血流が

悪くなっていたのでしょうね

 

 

とりあえず肺炎の処置として

注射を2本打ってから

獣医さんに言われたのが

 

 

「酸素室に入れると楽になりますよ

ただ、その代わり…

 

 

一度入ったら出られません

 

 

出た途端苦しくなりますから

 

 

なので酸素室に入ったまま…

と言う可能性もあり得ます」

 

 

つまり入院させて酸素室に

入れてしまうともう家には帰れない

…と言うことでした

 

 

「持ってあとどれくらいですか?」

と尋ねると

 

 

「あと1日から2日かと…」

と言われました

 

 

「それならこのまま連れて帰ります」

と返事をすると

 

 

獣医さんは「わかりました」と

言ってレンタル酸素室の

パンフレットを渡しながら

 

 

すぐに持ってきてもらえるかどうか

わかりませんが

ここに電話をしてください

酸素室に入ると楽になれますから

 

 

と言われたので家に帰り

電話をすると、先約があるので

夕方になると言われました

 

 

が、一番事情がわかっている

のはレンタル店の人なので

予定の時間よりも30分早く来て

 

 

「もっと早く来たかったのに

遅くなってすみません」

と仰ってくだいました

 

 

レンタル酸素室の需要は

多いみたいですね

全然知りませんでした

 

 

すぐに設置してもらって

グリを中に入れました

 

 

しばらくすると真っ白だった舌が

少し赤みを帯びてきて

 

 

コットンに浸した水を

あてがうと舐めてきて

 

 

弱々しくはありましたが

鳴くことも出来ました

少しは楽になれたのかな…

 

 

わたしの思いは延命ではなくて

とにかく楽に楽に…と

ただそれだけです

 

 

この日の夜は(も)グリの様子を見ながら

同じ部屋で寝ることにしました

 

 

夜中はおしっこが出るたびに

鳴くのです

 

 

それも何度も

 

 

水を全然飲んでないのに

こんなに出るのかと不思議でしたが

 

 

その都度シートを変えてやると

鳴き止みます

 

 

気持ち悪さはわかるのね

偉いぞグリ!

 

 

でも一夜明けた

6時40分頃から異変が始まり

痙攣したかと思ったら

あっという間に

 

 

逝っちゃった…

 

 

ただ、まだ息のあるうちに

すぐに抱くことができたのは

“わたしにとって”よかったこと

 

 

逝ってしまう時間なんて

誰にも分からないことだから

 

 

しかもほんの短い時間だったから

 

 

もしかしたらお風呂に入っている

時かもしれなかった

 

 

もしかしたらトイレに行っている

時かもしれなかった

 

 

でも、そのどれでもなくて

わたしの目の前で異変が起こって

くれたことを

 

 

ただただ感謝するのみです

 

 

ぐったりしたグリを抱き上げて

 

 

ありがとうね…と

ごめんね…を

 

 

繰り返し繰り返し

言い続けていました

 

 

………

 

 

逝ってしまったのが金曜日で

翌々日の日曜日に荼毘に伏しました

 

 

日曜日と言うこともあり

二人の息子たちも参列しました

 

 

グリが大好きだった兄ちゃんたちと

一緒に送ることができて

 

 

家族だったんだな…と

改めて思いました

 

 

そこに夫がいないことを

除いて

 

 

この日は朝から雨が降り続いて

大雨警報まで出ていました

 

 

ちょうど帰る頃が雨のピークの

はずなのに

 

 

お骨になったグリを抱いて

会場から出てみると

 

 

雨は上がっていたのです

 

 

………

 

 

小さなグリが

もっと小さくなって

帰ってきました

グリちゃん

ここがあなたの定位置だったね

しばらくここでゆっくりしなさい

 

 

グリの横に置いていたカゴの中の

おむつやシートはまだそのまま

おむつを見ていると

グリの温もりが蘇ってきて

また涙が出てしまう

 

 

あんなに大変な思いをしたのにね

鳴き声で半分ノイローゼ気味に

なっていたのにね

 

 

その鳴き声も、もう二度と

聞けないと思うと寂しささえも

感じてしまう

 

 

勝手なものです…

 

 

でもグリちゃん

 

 

17年も育てさせてくれて

ありがとうね

 

 

わたしの娘になってくれて

ありがとうね

 

 

たくさんの感謝を捧げます


 

 
 

 

それでは

みなさま

ごきげんよう

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんこれまで

可愛がってくれて

ありがとう

ございました

 

 

 

じゃ、さようなら

 

 

バイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイ

 

 

 

 

 

image

 

…って言うと思ったら

大間違いよ!

 

 

 

 

これからも

マルの補佐として

ここに登場するので

 

 

 

 

シクヨロ!

 

 

 

 

 

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