わたしは小難しい本は読めない
読まない

 

 

おツムに似合いの

お気楽に読める本しか読めない

読まない

 

 

色んなことがありすぎた昨今では

その傾向が一段と強まり

ファンタジー的な物語を選んでいました

 

 

直近では『神様の定食屋』とか面白かったな

神様の定食屋

 

 

ある日突然、

亡くなった人が見えるようになった

主人公の青年がその霊の思い残したことを

叶えてあげる…と言う物語なのですが

 

 

亡くなった人と会話ができる青年が

羨ましくて仕方なかった…

 

 

そんな力をもらって

夫と話がしたいなぁと読み進めて

おりました

 

 

霊の話だけど心が温かくなります

 

 

心に傷がある時はギスギスした話より

ほっこりする話がいいよね

 

 

んが!!!

 

 

そんなわたしなのにこの前読了した本が

滔々と紅

 

 

『滔々と紅』←これ読める?

 

 

あたしゃ読めなかったぞ!!!

ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

↑なぜ威張る?

 

 

『とうとうとべに』です

紅は読めたぞ!

 

 

一人の花魁の一生の物語でした

 

 

本のサナギ賞受賞作らしいです

 

 

キンドルで評判が良かったのと

キンドル読み放題に入っていたので

思わずクリックしてみましたが

 

 

面白かった(๑・̑◡・̑๑)

 

 

キンドル読みホーに入っていると

色んなジャンルに挑戦できるのも

いいと思う

自分に合わないと思ったらすぐに

消去すればいいし

 

 

この話は冒頭からちょっとショッキングな

シーンがありました

 

 

ある凶作の年に

物語のヒロインとなる少女を

ぜげんが『買いに』行く旅から始まるの

ですが

 

 

そのぜげんは餓死して道に行き倒れている

村人の小指を次々と切り取って

いるのです

 

 

その小指を丁寧に包んで

懐にしまって『買った』少女を連れて

吉原の遊郭へ『売りに』行きます

 

 

吉原までの道中も色んなことがあり

小指の意味はなかなか分からなかった

のですが

 

 

遊郭で少女を売り渡した後に

その意味がわかりました

 

 

お女郎さんたちはぜげんを

取り囲んで小指を買い求めるのです

 

 

当時のお女郎さんは懇意のお客を

引き止めておくために

『主(ぬし)さまが一等好きでありんす』

との思いを込めて

 

 

なんと!

 

 

自分の小指を切り落として

それをお得意様に送っていたのだそうです

 

 

でも、お得意様が沢山いたら

小指がいくつあっても足りないので

 

 

亡くなった人の小指を手に入れて

自分の小指だと偽って

送りつけていたそうです

 

 

((((;゚Д゚)))))))

 

 

送られた方のダンナの反応は

 

 

書いてなかった…

 

 

お女郎さんたちはそうでもしないと

莫大な借金を返すことが

できなかったのでしょうね…

 

 

あと、かむろは花魁の身の回りの世話を

するのが仕事のようですが

 

 

かむろが初潮を迎えた時

お付きの花魁にこっそり報告しないと

大変なことになるそうです

 

 

お付きの花魁よりも先に

他のお女郎さんに気が付かれると

 

 

めでたい事だと遊郭をあげて

大ご馳走を全てのお女郎さんに

振る舞われます

 

 

そのお代はかむろ担当の花魁が

全て支払う決まりがあるので

 

 

花魁といえども

そうやって借金が膨らんで行く…

という仕組みになっていたそうです

 

 

借金が増えれば当然、年期明けも遠のく…

そんな蟻地獄

 

 

だから周りに知られる事なく

こっそりかむろにお祝いを渡したいのが

花魁の本音

 

 

でもただのお女郎さんと

花魁とでは雲泥の差があり

 

 

狭い吉原の中でも

カースト制度のようなものがあり

底辺のお女郎さんのまま

一生を終える女性が少なくなかった

にもかかわらず

 

 

主人公は花魁となり

最後は吉原を離れることができたのは

幸せだったと

 

 

言えるのか…な

 

 

切ない終わり方ではありますが

 

 

後味は悪くなかったです

 

 

そんな物語『滔々と紅』

一度読んでみてはいかがかな?

 

 

 
 

 

それでは

みなさま

ごきげんよう

 

 

 

 

 

 

 

とうとうと紅

読んだら

眠くなってきた

 

 

 

image

 

それなら

うとうとと紅

だろ!

 

 

 

 

 

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