本日は天皇杯3回戦の試合となります。

フォーメーションはカシマ4-2-3-1、栃木SC4-4-2となります。



前半開始から栃木SCは前線から積極的にプレスを仕掛けてきます。


前半3:20、カシマのミスを拾い、栃木SC松岡がシュートを放ちます。

角度がなく枠内に打つのは難しいシーンでしたが、ファーストシュートとして良い判断でした。


前半11:40、カシマは左サイドからチャンスを作ります。

ピトゥカと白崎のワンツーで、ピトゥカのシュートに繋がります。枠を捉えることは出来ませんでしたが、素早い展開で栃木SCのプレスをかわしました。


この後の中盤での攻防も、栃木SCのプレスは早く、FWも躊躇せず降りることでパスコースを限定し、カシマの繋ぎを容易にやらせません。

そこでカシマは長いボールでサイドを突き打開を試みますが、決定的なシーンを作れません。


前半27:00、栃木SCはクロスから裏を取り掛けます。

競り合って、こぼれ球を松岡が拾うと吉田に渡しアーリークロスを小堀に送ります。オフサイド判定となりますが、惜しいシーンでした。


この後は栃木SCにチャンスを与えず、カシマがキープし、サイドから攻撃を仕掛けます。ただ裏を取って良い形からクロスを入れることが出来ずチャンスを作れません。


前半38:20、栃木SCのクリアミスをピトゥカがすぐさまシュートしますが、枠を捉えられません。


前半終了間際に栃木SCサイドの裏を取り、カシマのチャンスとなりかけますが、ラストパスが合いません。


前半はお互い決定的なシーンは作れずスコアレスの展開となります。



後半46:20、47:00、とカシマがチャンスを作ります。

土居が立て続けにDFの裏を取りますが、ラストパスが合いません。


後半、カシマのポゼッションが上がり、栃木SCが受け始めます。

そこで後半57:40、栃木SCは3枚カードを切り、活性化を図ります。

栃木SCの受け気味なDFを押し上げることができますが、中央に少しずつスペースが出来始めます。


後半64:20、カシマはカウンターからチャンスを作ります。

開いてきた中央を使い、ボールを奪取した杉岡がドリブルで持ち込みスルーパスを送ります。上手く繋がらず、シュートまでには至りませんでしたが、栃木SCプレスをかわした良いシーンでした。


後半69:50、カシマも2枚カードを切り、ギアを上げます。


後半73:30、カシマがカウンターでチャンスを作ります。

クリアボールをピトゥカが中央で受け、前線のアラーノにスルーパスを送ります。裏を取りますがボールはサイドに流れ過ぎてしまい、手数がかかり、結局シュートブロックされますが、惜しいシーンでした。その後も分厚い攻撃から相手を押し込んでいきます。


後半77:50、カシマはカウンターでチャンスを作ります。

レオシルバが中盤のパスミスを拾うと前線に送り、中央でパスを繋ぎつつ左サイドに展開します。これで中央にDFを寄せると左サイドの杉岡にパスを出し、ワンタッチでクロスを送ります。惜しくも合いませんが、得点を感じさせるシーンでした。


後半79:30、カシマが先制点を上げます。

ピトゥカ→アラーノ→レオシルバでタメを作り、右サイド常本にパスを出します。ワンタッチからファーサイドにクロスを送り、エヴェラウドがヘディングで先制します。

この時間、カシマが長く攻撃を仕掛け、栃木SCは受けに回りました。結果、常本のクロスに対しプレスをかけれず、正確なクロスから得点を許しました。


この後、栃木SCは同点にすべく、交代2枚入れ攻撃を仕掛けます。しかしその裏をカシマに突かれます。


後半89:40、カシマが追加点を取ります。

クリアボールでサイドの裏を狙い、途中交代のカイキが粘り、アラーノが受け、クロスをエヴェラウドがゴールします。


後半91:30、更にカシマのゴールとなります。

途中交代の三竿が裏のスペースに送り、それをピトゥカがドリブルで持ち込み、クロスをカイキがゴールします。出てきた相手の裏を取り得点を重ねて試合を決定付けます。


結局後半は栃木SCにシュートを打たせず試合は終了し、3回戦突破を決めました。



カシマvs栃木SC  3:0


**********************

今日の試合、栃木SCのプレスは厳しく、カシマには難しい展開となりました。これがリーグ戦だと0:0の可能性もあったと思いますが、トーナメント戦である為、栃木SCは得点を取りにきました。結果、中盤でのプレスが上手くいかなくなり、カシマに押し込まれる展開となりました。カシマの攻撃を受け続けることで、徐々に球ぎわが弱くなり、エヴェラウドのゴールに繋がりました。

**********************