第10話(術後3日目) | どんとこい!胃がんちゃん。

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想定外の胃がんになり、胃切除してから1年が経ちました。自分の備忘録として、またどなたかのお役に立つことがあればと思い、思い出しながら綴りました。

 

術後も3日目となると、だいぶん回復。人間てすごい!わたしすごい!
①5回目:
歩行練習全5回目。

午前中に、なんと大きい回廊を1周。もう目測不可能口笛
1回目の立つだけで精いっぱいだったことが、うそのよう。
歩行器ではなく、点滴ぶら下げるキャスター付き棒を支えに、
1歩の歩幅も大きくなり、早さもはやい!
でも、この時の姿って、しょうがないけど、すごい姿(やったと思う)
ぼさぼさ髪、やせた頬、化粧っ気のないしょぼーん顔、
しわしわ入院着、点滴とカテーテルに繋がれて、
シャキーーンとしない姿勢でよたよた足取りよ。
すごいよね。これ、写真あったら、みとーなーーーいって感じやろから、
写真がないのは正解です。
お見舞いも絶対行ってはいけません。

 

お昼に、術後初めての食事ナイフとフォーク
5分がゆ、酢豚風、くずし豆腐煮、豆乳プリン、ミルミル。
えっ?すごない?
術後初めてがこのメニューよ。びっくりですびっくり
でもね、もちろん全部たべませんよ。
出されたものから、食べるもの選んで、残すって訓練もあるんですって。
自分が食べられる分だけを、食べる訓練です。
だって、わたし胃が人の1/3なんですものー。

 

午後に、尿道カテーテルが外された。
わーい、すっきりチュー
でも、トイレに行くには、痛さをこらえてベッドから起き上がらんとあかんけどね
熱いタオルで体を自分で拭いて、手術後のみの前空き長めの寝間着を脱ぎ、
普通の入院着になりました。
あと、つながれた線は、点滴だけ。これが、結構面倒。
針が長く、手の甲の角度によっては、ピーピーピーと注意音ハッ
これが鳴るたんびに、看護師さんに来てもらって、止めてもらう。
何ともないんやけど、来てもらわなあかん。
ごめんなさーいアセアセ
ある角度にならへんように、左手をなるべく動かさないように気をつけるしかない。

 

夕食は、5分がゆ、姫鯛の煮つけ、サラダ、かき卵汁。
「鯛の煮つけ」って文字では、すごい豪勢なもの想像しません?
えっ?こんな小さな切り身、みたことなーーーーーーい!
と、いうほど、小さいの。これも一部、残すのかしら??

 

昼間は元気でしたが、夜はもひとつで、鎮痛剤を飲むショボーン
昼間、調子のったか?いや、そんなこともないんやけど。
咳が出だす。咳するとおなかの傷が痛いの!これがホント苦痛笑い泣き
のどがイガイガするので、”あめちゃん”をなめる。
でもなめたのが、塩飴ビックリマーク
これはだめです。余計にイガイガします。教訓汗