私は今33才。
時々友達と老後の楽しみの話をする。
青空の下で料理して食べよう。
そして、気の向くまま移動して寝たり食べたり喋ったり。
別の日は、
約束することもなくなんとなくいつもの場所に集まって、孫が置いていったまだ使っていない打ち上げ花火をしれっと打ち上げよう。
また別の日は、
テーマパークのジェットコースターで大きな口で笑ったり叫んだりしながら、入れ歯をぶっ飛ばそう。
そんなことを話している。
そんなことを話す友達は母親になってからできた友達。
出会ったときは、仕事や子供の話、子供が寝たあとの自分の楽しみはどんなことをしているか。
そんなことを話していたと思う。
それが、会う回数が増える度に、
お互いどういうふうに生きてきたかを話したり、教えてもらったレシピで料理を作ってみたり、貸してもらった本を読んで、自分の進む道の糧にしたり。
友達の生活の一部を自分の生活の一部にすることで自分も豊かになり、友達との信頼関係も深まる気がする。
そして、友達が私を好いてくれていると感じる瞬間は嬉しい。
私の理想のおばあちゃん像。
家族と友達と近所の人と。
心が通じ合える人と関わっていきたい。