今年度の第1回のJLPT(日本語能力試験)

が終わりました。

 

日本語学校に通う留学生たちは、主に

この試験に合格することを目標にして

日々がんばっています。

 

7月のこの試験までN3(中級)の勉強を

してきましたが、これからいよいよ

N2(中上級)の勉強に入ります。

 

 

私の所属する学校はレベルはバラバラでも

同じテキストを使って勉強していくので、

まだN4(初級上)に合格していない学生も

N2を勉強していきます。

 

これまで既にN2レベルであり、N3の勉強が

物足りなかった学生たちは目が輝き始め、

N3でもキツかった学生の表情は曇り始めました。

 

 

これが集団教育の難しいところだなぁと…。

 

 

ついていけなくなっている学生たちにも

勉強が辛くならないような授業をするには…?

 

 

 

先日の七夕では、学校にも笹が飾られ

学生たちの願い事も短冊に書かれていました。

 

どんな面白いことが書かれているのかな〜と

見に行ってみると…

 

ほとんどの学生が

 

「JLPTに合格したい」

 

という内容。



想像に反して現実的だった!泣き笑い

 

 

そうだよね。

毎日試験勉強ばかりしているので当然か!



彼らにとって試験に合格することはもちろん

その先の夢のために必須なわけだけど…。

 


座学に必死なあまり、

日本語を使ったワクワクする楽しみや

リアルなコミュニケーションが薄れているのが

気になります。

 

 

七夕の日の当日、歌が大好きな学生たちに

『たなばたさま』の歌を紹介してあげたかったのだけど…

ギュウギュウな過密スケジュールのため、

そんな時間は取れず笑い泣き

 

 

 

試験にも合格させなければいけない。

コミュニケーション力も上げないといけない。

 

特にN2の文法や語彙は、日常会話では

あまり使われないようなものが多いです。



モチベーションが維持できるだろうか?

どんな授業が学生たちのためになるんだろう…

と、試行錯誤の毎日ですキョロキョロ