韓国に留学していた時、

スピーチ大会に出場したことがあります。

 

 

 

それまでスピーチはおろか、

人前に立つことさえ大の苦手でした。


1分間のスピーチをさせられる日には

学校を休んだこともあるほど笑い泣き

 


そんな私が、留学中に苦手意識を克服しようと

「清水の舞台から飛び降りる」気持ちで挑戦。

 

 

苦手なことを克服し、

一歩踏み出せた後の爽快感と

達成感

 

これは今でも経験して本当によかったと

つくづく思います。

 

 

 

そして数年後。日本語教師になり、

今度はスピーチ大会に出る学生の「指導」を

任されることになりました。

 

あの足がガクガク震えて出場した私が

指導する側になるなんて、

あの時には夢にも思っていなかったこと。

 

 

学生には、当時私がスピーチの研究と練習で

磨いたスキルを伝えました。

 

 

もし、ここで自分があの時の大変さを

経験していなかったら、私は自分の理想を

その子に押し付けていたかもしれません。

 

でも、大勢の前に立って外国語で

スピーチすることがどれだけ緊張するものなのか

を思い知ったので、厳しくはしませんでした。

 

学生自身の力を信じることも、教師には必要。

 

 


スピーチ大会当日。

その学生は見事なスピーチを見せてくれました!


一生懸命練習したことが十分伝わり、感動おねがいキラキラ

 

 

 

 

出場する側と、指導する

その両方を経験してみて分かったこと。

 

出場する側の方がよっぽど大変

だということ。

 


言うのは簡単。それを実際に行動する側には

様々な葛藤があります。

 


スピーチ大会の指導を経験し、

常に学生の立場に立つことを忘れてはならない

と、改めて心に刻んだ私です。