自分が経験した学生生活を振り返ってみた。


その中で、果たして「面白い」授業を

していた先生は、どれぐらいいただろうか?

 

 

 

……

 

いました!爆  笑

 

ソウル留学で出会ったO(オー)先生

10年以上経った今でも、O先生の授業だけ

鮮明に覚えています。

それも、2ヶ月という短い期間だったにも

かかわらず。

 

 

O先生の授業の

何がそんなに面白かったのだろう?

 

O先生の授業は、勉強をしているというよりも

おしゃべりをしているような和やかな雰囲気。


常にクラス全員とコミュニケーションを

とりながらの授業。


そして、授業が終わる頃には、

その日学ぶ文法が知らず知らずのうちに

身についているのです。

 

 

学生の自分からみて、O先生は

自分に興味を持ってくれていると感じました。


(そう感じずにはいられないコミュニケーションテクニック乙女のトキメキ)

 


学生にとっては、先生からの関心

何よりも嬉しいものです。

 


人は興味のベクトルが自分に向けられている時、

自ずと話します。

先生が自分に質問してくれているんだから、

何とか上手い返しをしなければ…と思うのです。

 

 

「面白い」といっても、

教師にお笑い芸人のような面白さが

求められるわけではありません。


 

学生が上手な文を作れた時、

面白い発言をした時、それに対して

どう反応して返せるか


学生にとっては外国語なので、

思いっきり「褒める」楽しそうに「笑う」

など、非言語の部分での反応が

より伝わりやすい。

 


O先生の場合は、私の何気ない発言を

面白く仕立ててくれるという言葉のセンス

が光っていました。

 


ある発言にみんなを注目させ、

主役にさせるキラキラ


数秒間でも主役になれた時の記憶は、

いつまでも残ります。

 

 

 

 

 

とはいえ、いくら面白くても

ずっと同じ調子で続けていては飽きてしまう。


抑えてほしいポイントを伝えるときには

集中させる。


緩急をつけた授業が理想。


それがO先生は、絶妙なバランスでした。

 


日本語教師になった今、

どこかO先生の授業を意識している自分が

いるような気がします。

 


「面白い」授業への追求は、

これからもまだまだ続きます。

 

 

 

私が思う「面白い」授業 =

  記憶に残る授業です。