2013年1月4日(金)
お正月に、夫の実家(関西地方の日本海側)近くの海岸で、たこぶねを拾ったのだけど、調べてみたら、どうもタコブネではないらしい。
家庭教師の先生に、タコブネを拾ったというお話をしたら、「これを機に、Lちゃんに、タコの生態を調べさせてはいかがでしょうか?」と提案されたのだけれど、
我が娘、その気もないし、休み明けの宿題テストで時間的にも余裕がない。
(だんさんの実家で遊び呆けた。勉強道具は持って行ったのに、ほぼ、何もしなかった。重い荷物を持ち歩いただけじゃん!)
実は私、最初にwikiで調べたタコブネの形と拾った殻の形がずいぶんと違うのがずっと気になっていたので、調べてみた。
(本来は、娘が調べるべきことなんだよね…。)
横幅:14.5cm
高さ:9.5cm
間口:4cm(間口っていうのかな?タコが入るためにあいている部分)
拾った殻は、「アオイガイ」 (「カイダコ」ともいう)。
英名は、paper nautilus(=紙のように薄っぺらい殻を持つオウム貝)。
アオイガイという和名は、殻を合わせると葵の葉に見えることからの名づけらしい。
タコブネ は小さいけれど、ちゃんとタコという名称が入ってるのに、アオイガイは貝が強調されている。
貝(殻)が大きくて、目立つからかなぁ?
アオイガイもたこぶねも、頭足鋼タコ目アオイガイ科に属し、あの殻は、ヤドカリみたいに取ってきた物ではなく、自ら作り出した物なのだ!
殻を持つ頭足類としては、オウムガイやアンモナイトを思い浮かべるけど、オウムガイやアンモナイトは、殻の内部が小さな部屋に仕切られていて、軟体部が一番外の部屋に入っているのに対して、アオイガイやタコブネの殻には仕切がないのだそうだ。
オウムガイの先祖はアンモナイトと思っていたけど、アンモナイトは、
「殻の形の似ている現生オウムガイ類よりも、歯舌にある歯の数などで共通性を見出せるイカやタコを近縁とする説が有力になっている。」
オウムガイは、「頭足類であるから、タコやイカに近いことになるのだが、イカとタコには多くの類似点が認められるのに対してオウムガイは異なるところが多い。そのため独立した亜綱に分類されている。」
(ともにWikipediaより)
生物って奥が深い!
以下は、参考までに。
☆それぞれの説明
・タコブネ→こちら
☆アオイガイ、タコブネにまつわる面白いお話
・頭足類と貝類→こちら