2023年6月4日 浅岡雄也さんソロライブ
@神戸
13thアルバム『世界の果てで逢いましょう』中心のセトリ。
2部はアルバムの製作秘話とレッドチェア的な一問一答。


虚像と夢の終わりと『世界の果てで逢いましょう』 


言葉を、落とし込む。
投げられた言葉を落とし込むための、納得するためのアウトプット。
解釈違いや語弊がありましたら申し訳ありません。
一個人の心の声ですので、違和感があったときにはそっと閉じてください。
また、漫画アニメの引用が多くなり、申し訳ありません。

以下、楽曲と2部の感想と個人的な想いを綴らせていただきます。
(今日も口語文語まざっています。申し訳ありません)


『世界の果てで逢いましょう』
表題曲にもなっているこの楽曲が、どうしようもない程好き。

「どんな肌でも思想さえも、飛び越えるような」

なんて壮大な世界なんだろう。

アルバム発売前に見たこの歌詞で心を捕まれ、完成した楽曲を聴いて、さらに度肝を抜かれる。
近年の楽曲はサブスクやタイパを意識して前奏がなかったり、飽きさせないよう3~4分程が多い中、これは前奏ありの6分の大作。
それでも「長い」と思わせない。
映画を見たような感覚になる。

怪奇大作戦やウルトラQを彷彿とさせる、円谷作品のような印象的なイントロ。

一転して美しく、でもどこか寂しげな旋律。
Aメロの荒廃した世界を連想する歌詞。
「♪夢を見てた……」
出だしの歌詞に、清水玲子先生の漫画『月の子』を思い出す。
「もう一度眠って、悪夢は忘れてしまいなさい」
その世界で「夢」とされていた悲惨な出来事は、私たちの現実では夢ではない。
悪夢のような現実。
まさに
「♪歴史を知れば、つらくなる」

「♪群がるアリ」で落とした視線から、徐々に盛り上がるBメロでの「♪あの先の光までは……」で、思わず、天を仰ぐ。
「世界の果て」はわからないけど、きっと多くの人が空を見上げるはず。

やられた。
サビで思わず見上げる空。
視点の変化。
厭世的なのに、心の奥深くで人の愛を信じていると感じさせる浅岡さんの言葉。
拡大解釈かもしれない。
でも、愛が深くて大きくて、その辺の杓子定規では、とてもじゃないけど計りかねる。
まさに計り知れない。
「♪君と未来を作りたい」
こんなの、これ以上ない特大の愛の言葉じゃないですか。
愛とか恋とか告白とか、そういうレベルじゃない。
それこそ、どんな肌でも思想さえも飛び越えた、人と人を繋ぐ、特大の愛の言葉。

2番サビでも「明日は晴れる」。
やはり、Aメロで落とした視線から、Bメロで徐々に上げてゆく視線で、サビでは空を見上げている。
映画鬼滅の刃、無限列車編を見た方にしか伝わりませんが、サビのイメージは炭治郎の精神世界。

一面の青い空と凪いだ水面。

そこに、浅岡雄也という太陽が届ける言葉と声が、あたたかい。

2部のお話で、間奏のアレンジが馬場さんだと知り、さすがの馬場サウンドに唸る。
浅岡さんの作る秀逸な作品を、さらに輝かせる。

ラストの美しい旋律は、まさにエンドロール。

思わず思い出す世界情勢。
6分の間に巡らす想いと景色は、長編映画に匹敵する。



……という、どうしようもない、どデカい感情を抱えています。
好きすぎる。

今回の2部ラストの演奏は圧巻でした。

浅岡楽曲の最大の理解者馬場さんの、ぴたりとハマったサウンド。
吉野さんの(誉め言葉としての)「狂気」と、世界観を作るセンス。あの無茶ぶりからの前奏には鳥肌。
力強さと優しさを兼ね備えた浅岡さんの、綺麗事のない伸びやかな歌声。


と、ここからは歌詞感想オフレコ。
♪見つけ出すから
……Twitterで見つかって、今、ここにいます←リアル
♪群がるアリみたい
『怪奇大作戦-リブート-』で殺人アリが出てくる回があり、それをふと思い出したり。
ホラーな感じなので、うっかり見ないように気を付けて(^_^;)←


ここまでは2部ラストの感想を含めた『世界の果てで逢いましょう』。


ここからは個人的すぎる声なので、苦手な方はそっ閉じを。


2部、レッドチェア的な一問一答。

Q.歌
A.生き様

Q.愛
A.わかんないよね~

Q.毒
A.85%

Q.FIELD OF VIEWとは?
A.こんなもんかな。今は。

Q.ライブ
A.人生


一部、抜粋させていただきました。
詳細は2部アーカイブを参照ください。 

10月でFIELD OF VIEWが一区切り。
ときいて、思わず、言葉が出てきませんでした。
あの、FIELD OF VIEWの、キラキラな世界を浴びてしまった者の後戻りできない末路。

言葉を、噛み砕く。

まだまだ欲しい。
得てしまった幸せに、欲張りになる。

「今は」

という言葉に救いを求める。

走り続けてくれた。
25周年をコロナが襲い、ここまで「FIELD OF VIEW浅岡雄也」として、走り続けてくれた。
当時、出会えなかったFIELD OF VIEWに、時を越えて出会わせてくれた。
感謝しかない。

「今は」
25周年を終えて、次の30周年に向けて、または、次の何かのステージに向けて、FIELD OF VIEWはきっと、私たちを連れていってくれる。
……と、信じたい。

同時に、浅岡さんのやりたいことを思う存分やって欲しい気持ちもある。
「FIELD OF VIEW浅岡雄也」の声に惚れ込み、いつの間にか「ウタウタイ浅岡雄也」の楽曲に、生き様に惚れ込んでいる。
行きたいところへ行って欲しい。
そこへただただ、ついていきたい。


ところで、皆様はアニメ「推しの子」主題歌、YOASOBI『アイドル』をご存じだろうか。
私はこの歌詞に思わず「FIELD OF VIEW浅岡雄也」を思い出してしまった。
もちろん「アイドル」という意味ではないし、ご本人が一番アイドル的なもので見られることが嫌いなことはわかっている。
見た目の「アイドル」ではなく、歌詞の内容。

きっと、私が見ているのは、
「FIELD OF VIEW」という
「虚像」なんだ。

ライブの始まり。
幕が開き、ライトに浮かび上がるスーツ姿の浅岡さんのシルエットと小橋さんのドラム。
このシルエットが、私の「FIELD OF VIEWの形」だった。

虚像は、レンズを通して大きく見える。
虚像は嘘じゃない。
その私たちが見ている「虚像」を守ってくれた。
それでもまだ、私たちはその「光の虚像」を期待してしまう。
もしかしたら、いつか、夢の終わりが来るのかもしれない。
それでも「今は」、まだまだ、夢の続きを、待っていたい。
10月。
取れたら、いいな。
待ってもいいかな。
まだまだ、夢の続きを、待っています。

一問一答、続き

Q.強さ
A.人に優しくできること



……惚れてまうやろーーーー!

あ、惚れてました。
おかえり。
いつものテンション。

浅岡さんのファンの方々が皆さん優しい理由がわかった気がします。

♪好きな人が~優しかったぁ\(^o^)/ピース
↑おかえりテンション。

皆様の優しさに、感謝の日々です。
人に優しくありたい。
誰かのために生きたい。
優しく生きていきたいですね。
そんな人になりたいです。


今日も自分勝手に書いたぞ。
自己満足の極み!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

貴重なトークだけでなくカバーや楽曲歌唱もあり、盛りだくさんすぎた2部。
まだの方はまだまだアーカイブ聴けますので、下記より、ぜひ!



【二部】「世界の果てで逢いましょう」製作意図等語ってみる会@神戸 u_factory

https://twitcasting.tv/c:u_factory/shopcart/239374