2016.9.12

舞台、真田十勇士

 

観劇してきました。

居ても立っても居られなくなって、久しぶりにこちらに書きました。

 

控えめに言っても、最高です。

 

最高のエンターテイメントです。

 

この感動を、「こんなにすごいんだぜ!」を、表現できない自分の語彙力のなさを恨む。

 

二年前のあの伝説の公演を踏襲しながら、更なる進化を遂げたとんでもない新たな伝説の舞台。

 

「え?なんだよ!スーパーサイヤ人!超スーパーサイヤ人にもなれるのかよ!!」

くらいの……いや、

「え?!さらにフュージョンできんの?ゴジータかよ!!」

みたいな……だめだ。やっぱり語彙が足りない。

 

 

前置きが長くなりました。

これからはもしかしたらネタバレを含むかもしれません。

新鮮な気持ちで観劇して存分に驚いて感動してほしいので、演出には言及しないつもりですが、どれが地雷なのか人それぞれなので、ご注意ください。(観劇後にまたぜひいらしてください!)

また、村井さんファン目線の超個人的な感想ですので、ご容赦ください。

興奮冷めやらぬので、文語口語混合もお許しください。

 

 

ストーリーは初演とほぼ同じです。

カットした場面もありますが、その分合戦シーンがパワーアップして帰ってきました。

あの舞台装置を考えた人の頭の中を見たい。

堤監督がインタビューで「前回よりパワーアップして」と仰ってましたが、前回のすごさを越えられる想像が全くできないくらい、2年前もすごかったんです。

でも、越えました。期待を軽々と。

新国立劇場の奥行きを存分に活かした合戦シーンは、舞台でなければ味わない臨場感。

幸いなことにかなり前方で、細かな表情も見えるほどでしたが、この舞台はどの席から見ても楽しめると断言できます。

逆に前方すぎて気になる場面もあったりして。

約360度楽しめるなんて!考えたの、ほんと、誰だよ!!

初演より多角的になったからこその更なる臨場感!!!

 

キャストの皆様も、本当に素晴らしい!!

前回が、今回がではなく、皆さん本当に素晴らしいんです。

まず、勘九郎さんですね。

安定感と安心感が半端ないです。

隙がないし、多才ですし、アドリブも抜かりないし、なにより、真剣さも楽しさも全部が本気で本物の方です。こんな間近で拝見できるなんて夢のようです。

猿飛佐助。本当にありがとう!!!

と、佐助といえばおみっちゃん!!

前回もかわいかったけど、今回のおみっちゃんさらにいいです!!!

これからの方は楽しみにしててください!おみつ、いい子です!!

和樹才蔵も、同じ才蔵だけど和樹さんの味が出てましたね!

もう、どんだけイケメンなのさ!!

和樹さんファンにはたまらない演出もありましたね!!

堤監督、粋ですね!!

まりこさまの蛍!かっこかわいかった!

まりこさまの絶対領域!!頭、ちっさ!!

声がすごくいい。元アイドルだからとか関係なく、本当に素敵な女優さんだと思います。

今回が初舞台ですが、今後も舞台でもぜひ活躍してほしいです!拝見できてよかった!!

そして、望月君の大助の瑞々しさ!!!

キラキラだよ!キラッキラしてたよ!

その真っ直ぐな若さがさ、涙を誘うんだよ。

直球は、変化球よりも、打てねぇんだなぁ~。←だれだよ

青木さん望月の口調が、私の生まれなので、毎回癒されるんです。そして上手(笑)

栗山さん海野も、ちゃんと前回の海野を大切にしてくれてうれしかった!

六ちゃんはやっぱりかわいい!!

三好兄弟もお茶目さパワーアップ!

そしてまさかの三角関係のあのお三方!←ちょ!

取り付く島もない和樹鎌之助もよかったけど、まんざらでもない丸山鎌之助も、

ときめいた。(←超個人的感想)

石垣さん仙ちゃんはどんどん強くなるね。

どこまで強くなっちゃうんだろう、って心配になるくらい!

そしてね、村井さんの甚八&秀頼様。

もう、秀頼様出てきたとき「上様ー!殿ー!(る・ひまわり作品参照)」って、脳内は大変なことになってたんです。

村井さんの殿オーラが拝見できて、感無量です。

比べるとかじゃないんです!そんなおこがましいことじゃないんです!感想です!

福士さん秀頼は凛々しいながらもどこかボンボンぽくて守りたい。

村井さん秀頼は「殿」として息子として、母を守ろうとする気概があるけど、まだまだどこかほっとけない危なっかしさもある。

どちらも淀殿目線で、母目線で感情移入して、つらぁ、ってなってました。

村井さんの殿オーラ。いいなぁ~。凛々しいお姿が拝めて、幸せだなぁ~。

「今日の殿も、大変麗しゅうございました(人^▽^)」←村井ファン共通認識

あと、お顔の造りが、浅野さんと村井さんは似てる気がする。

「淀殿」「秀頼」の肩書がなくても、親子の設定だってわかるかも、ってくらい。

そして浅野さん観るたびに「お母様!!」って思ってしまう自分の痛さ!

甚八はチンピラなんだけど、愛され末っ子色が強くて、可愛さ爆発。

甚八だけじゃなくて、今回どのキャラクターの可愛さ増量で、コミカルでテンポUPした感じがとても心地よかったです。

可愛さ、というか、人としての愛しさの部分でしょうか。

堤監督の人の愛しい部分の描き方が好きです。

 

とんでもない舞台に出会えたこと。

とんでもないキャストさんたちが目の前にいること。

カテコでも胸がいっぱいになって、泣けて泣けて仕方ありませんでした。

こんなとんでもない世界に出会わせてくれて、本当にありがとうございました!

 

名作は何度も観たくなる。

名著を何度も繰り返し読むように。

舞台、真田十勇士は間違いなく何度も観たくなる作品。

何度観ても面白い舞台です。

その真意は劇場でお確かめください!

 

書いた!よし、満足!!

 

9月22日からは映画も公開!

楽しみですね!

 

ハードな公演ですので、アンサンブル含むすべてのキャストの皆様、スタッフの皆様、ケガ無く、無事に全公演を駆け抜けてください。