たまには 詩 の説明なんぞも…
いかがでしょうか?

この詩は、大好きで大好きで仕方なかった 雄也 に捧げました

今年1月 彼は白血病で24歳で亡くなりました

彼は家庭環境が複雑で、親からの虐待を受け、親戚をたらい回しされた上で孤児院で生活していました。
彼自信も組員になり、人を殴って生きてきました。

彼の人生に温かいモノがあまりなくて、好きな人や彼女も作らない人でした
『俺は幸せを知らないから、人を思うことがわからない』
そんなことを笑って言ってた彼が切なかった

組から逃げ歩きあちこち転々と暮らし、その中で発病した


死ぬほど殴られたり殴ったりしながら生きてきた人生で、本当に死を実感した時、涙をぽろぽろ流してた。

それでも病院から抜け出しては酒を呑んだりして怒られたりしながらも、楽しく生きたいと願って祈っていた

本来の彼はもちろんだらしがなくて、ふざけていて、おいおいと思うようなとこもあったけど、今まで口にはしたことない心を求めていて、欲しくて欲しくてたまらなくて、それがないと嫌だともはっきり言った

それは、あたしたち見送らなければならない残された人間に対しての本当に伝えたくて知ってほしくてたまらなくて

欲しくて欲しくてたまらないのに怖くて仕方なかった願いだと思った

司法書士になりたいと言ってきた時、高校もドロップアウトしたんだしとも思った
けど、初めて口にした彼の夢を冷やかすことは出来なかったから

生きたい と祈り続けるには夢を見ようとしたのだと思った


『姉御はすごくすごく大人だけど、時々見せる子供みたいな無邪気さのギャップが魅力的なんよ。わぁ、大好きだもん』


嬉しくて泣いてしまいそうになりました。

『姉御の母性と子供なとこをわかってくれるやつと幸せにならなぁ、わぁは許さないよ』


お互い、明け方に寝れなくて、入院先のベッドから沢山のメールをくれた
泣き言は言わないでいようと決めたのに、お互い泣き言を垂れ流していた

あの夜にあたしはどんだけ救われただろう


止まない雨はない


骨髄移植の前から体調を崩していた

『後がないんじゃ』

そんな踏ん張りも神様は蹴倒して、衰退し1月終わり
彼はこの世からいなくなった


未だに受け入れられないあたしがいます

人の何倍も傷ついて自分を抑えて生きてきた彼は本当にこれから幸せを口にしたり、心を求めたりするはずなのに

恋愛だってしたかったはず
金のために愛してるとか言わない
心から愛を探求したかっただろう
口にしたかっただろう
殴った相手に謝りたかったろう
もっともっと遊びたかっただろう

もっともっと生きて生きて生き抜いてやりたかっただろう


人間なんて弱い

死なんてわかんないし、考えたくないし、苦しくて苦しくて死にたいとか思ってもそれは生きてるからだから口に出来る最高のワガママだから


彼は強かった
これからしたいこと、夢をいっぱいいっぱい語った
ふざけ倒して笑っていた
最後までもがいた
諦めなかった


あたしはあんなに強い人を見たことがない

どんなにどんなに頑張っても彼みたくなれない


彼が生きていたこと

その瞬間に自分が関われたことをあたしは誇りに思ってる


もぅあれから半年が過ぎたある日
彼への想いを残しておこうと思った


触れることも出来ない雄也

あたしは雄也が生きていたことを残していたい



今年は大切な人が他にも亡くなりました


まだ それには正直向き合っていけないでいます
雄也もそうですが実感がなくて、時が刻みあたしは変わらず働いてライブ行ってマメと暮らしています

変わらない日常で、なくなる存在に慣れるのは強くなっていることなんでしょうか

同じ人には二度と出会えない

あたしは前を向いているのでしょうか?

雄也からの罵声が聞こえてきます

『ポジティブにならんでどうするん?お前は生きてんだ。わぁの分まで楽しめや』


あたしが欲しくて欲しくてたまらないモノはもぅない

だから、あたしはせめて残したかったんです





雄也
そのうちそっちに行くから
したらいっぱいいっぱい遊ぼうね
彼女でも作って待ってなさいな


ありがとうね

本当にありがとう

あたしはあいつの前では素直に素直に泣けたんだ

俺についてこい と
容易く言われるより

考える時間をくれるあなたが大好き


幸せにしてやるよ と
見えない未来を約束されるなら

一緒に歩いていける
そんな人がいいな



恋をすると人はみんな怖くてずるくて
そして幸せになりたいと願う
臆病は傷ついてきた証

泣いても喚いても
思い通りにならないことを知った


いくつもの傷が痛みを忘れない
もぅ 時間も景色も街も何もかも変わっているのに
あの時のまま、あたしは立ち止まっている



その時々を後悔しないように生きたい
そう願う心を掴まれたように痛みが走る


大好きな人に可愛くなれなくて
素直に好きと言えないで
強がりばかりが前に出て最後に背中を見送る

一緒に選んだ車
あたしの匂いが薄くなる
もぅきっと隣には座れない
そう思った時に
世界中があたしを1人にしたように思えた


好きな人には好きと言いたい
例えば、あたしが見ている部分が嘘だらけの笑顔でも


自分に自信もないし
夢に恋をするような時もある
けど、きっと繋いだ手は嘘はないから


あたしはもう一度

もう一度

恋をしようと思えたんだ



大好き!!
あたしはこの国のお姫様
あたしに逆らう人なんていない

あたしに惚れない男もいない

だってそうでしょ

お姫様よ、
美しくなるために形を変えたりしたわ
可愛くなるためにお金もかけたわ
素敵になるために習い事もしたわ

みんながあたしに虜になるためよ

だってあたしはお姫様だもの

けどね
満たされないの

どんなにステキな人が現れても、あたしの心が泣いているの

なんでだろうと思った

街を歩くとみんな振り向いて、声をかけてくるの

あたしは心の中で
『あなたなんて…冗談でしょ』
と笑いながら通り過ぎるの

あたしはお姫様よ
近寄らないでよ
そんな嘘を固めた笑顔で
あたしに近寄りたいなんて死んでも無理よ


ぽっかり穴が空いている
あたしの王子様
あたしの王子様

あたしはあと、何が必要ですか

神様 神様

あたしは間違えてますか


街を歩く
王子様を探しに
この間のパーティーは退屈だったわ
『美しい』
そんなことはわかっているわ
あたしはお姫様
この体に命をかけてきたのよ


ギターの音色が聴こえる
足を止めて見つめる


王子様は声を上げて歌っていた
苦しいと 淋しいと 愛おしいと

王子様は汚い服を来て髪はボサボサで
とても一緒に街を歩けないわ

でも その歌声はあたしの心を満たしたの

どんなに美しいと言われても
きれいな夜景を見ても
美味しいご馳走を食べても

満たされなかったあたしの心


あなたのその歌声はあたしのためにあるの
あたしは王子様に言ったわ

『あなたはあたしの心を満たしたの。この体も地位も名誉もあなたにあげる。あなたはあたしの王子様よ』


王子様は笑った
『お姫様、僕はただの歌うたい。あなたの心を満たしたのかはわかりませんが、僕は地位も名誉もいりません。あなたを美しいという人はたくさんたくさんいるでしょう。僕はただうたいたいのです。
自分のために。
お姫様、あなたは音楽に心を満たされる素晴らしい人
あなたの心は美しい
でも、僕はそれ以上はいらないのです
僕はいつでもここにいます
ここでうたいます
誰かのためではなく僕のために
ありがとう、僕の歌を聴いてくれて』


王子様
あたしはお姫様ではなかった
王子様と一緒にいれないもの

本当の美しいを教えてくれたあなたに

次は人として逢いにくるわ


ラララ ラララ ラララ
幸せは
ラララ ラララ ラララ
出会えるものね
ラララ ラララ ラララ
幸せは
ラララ ラララ ラララ
美しいわね


王子様
いつかあたしの耳元で
愛を囁いて