3番目の街/undersign | きになるあのおと

きになるあのおと

音源・曲レビュー(感想)&その他もろもろ


1stミニアルバム。タワレコ限定発売。
東京は町田で活動するギターロックバンドの初全国流通作。

KEYTALKの八木氏がドラムをかつて叩いていた事で知っている人も多いと思います。
おそらく、その事でフィルターをかけて見られて、なかなか思うようにいかなかった事も多いのでは、というのは容易に予想できました。実際、活動もけっこう制限されていたんじゃないかな、と。地方公演が殆んどなかったり。まぁ、それだけが理由ではないのでしょうが。

そんな彼らも最近は活発に色々なところでライブをしているようです。


と、言う前置きはここまでにして、今作です。
エモ/メロディックバンドとして始まり、オフィシャルにもあるよう、オルタナ、エモ、シューゲイザー等様々な音楽を吸収し、独自のロックを追及してきた彼ら。
そのサウンドも、今回でとても良いバランスに落ち着いたんじゃないかと思います。
綺麗な歌モノとしての良さと、泥臭いエモーショナルなロックバンドとしての良さの両立を達成した感じです。

バンド感がかなり増したのではないでしょうか。


綺麗目でありながら本格派というバンドは最近いないし、逆に00年代に出てきたギターロックバンドに比べるとどこかエモっぽい質感。


M1はエモ/インディーロック風のギターの絡みと、突き抜ける歌メロが聴ける。
切ないアッパーチューンM2。
歌唱力の高さが映えるバラードM3。
M4は高揚感の高いエモーショナルな一曲。
彼らのルーツのひとつであるオルタナ/シューゲイザー的なアレンジも加えた幻想的な仕上がりのM5。



1.回想
2.ショートフィルム
3.僕らの部屋
4.words
5.summer end