大学で練習する時に、私は結構譜読みも早く出来たので、いつも「ellaちゃんは上手い!」というお褒めの言葉を頂いてきました。
最初は、純粋に嬉しかったんです。
少しでも、クラブにとって重要な存在に見てもらえているようで。
しかし、学年が上がり、後輩を持つようになり、同期がどんどん腕を上げていくのに、私はいつまで経っても一定のラインより上にいけないような気がしていました。
それでもまぁ、一応年上なので首席だったんですが…。

そんな時、一つの疑問が浮かびました。
「みんな、私のことを上手いって言ってくれるけど、"上手い"って何?」
付き合っていた恋人にも疑問を問いかけてみました(彼も音楽の経験があったので)。
「じゃあ、ellaが後輩の時は、上手いって思う人は周りにいなかった?」
「…いたと思う。」
「そういう人は、どうして上手いと思ったん?」
一つ年上の近所の大学の先輩。
何だろう、音が大きいことかな。綺麗なことかな。
その日は、色々考えていましたが、よく分かりませんでした。

今は、少し分かるような気がします。
譜読みがすぐできるとか、運指がスムーズにいくとか、速い箇所を綺麗に弾くとか、色々ありますけど、まとめてみると「センスを以って、出したい音を出すことが出来る」ということなんじゃないかなぁ。
ここは大きく、ここは小さく、ここは歯切れ良く、ここは滑らかに…というのを、曲全体を理解して、思うような音を出せると言うことなのではないかな、と思います。
きっと、違う解釈をする方もいらっしゃると思います。
もし、いらっしゃったら、意見を聞かせて下さい。