今日。
土曜の仕事帰り、写真展に行ってきた。
前からとても気になっていた、この場所。



恵比寿にある!


私の庭です (大嘘)



最近、私はカメラに興味がある。
だが、本格的なカメラは持っていない。
旅行に出かけた時に撮る写真は、携帯の画質で十分満足していた。


ところが、何となく本屋でカメラの本(なぜか専門書)を読んでいたら、とても奥深い世界が広がっていることに驚いた。特に、川で跳ね上がる水玉のつや、一粒一粒を捉えている写真には、息を飲む美しさがある。
信じられない程、シャープな輪郭で浮き上がっているのだ。その一瞬を切り取るために、技術的な面で相当な準備をしていることもわかった。※いや、素人だから何もわかってないけど、なんかすごいな!!っていう感想です。



 そこで、その勢いのまま、プロが撮った写真を観にいった訳である。正直誰でもよかった(えええ)


野鳥の写真だったが、撮り方がズームだったり、敢えて遠景にしていたり、魅せ方がめちゃくちゃかっこいい。羽ばたきの瞬間がブレているからこそ、躍動感を感じるものもあった。

何より、写真にドラマ性がある。
灼熱と厳寒の季節を背景に、野鳥から漂うギラギラした雰囲気と、撮る側の逃すまい!的な思いが混ざり合っているような印象だった。そこからは人間の妄想が入るが、視覚情報から哀愁に浸ったり、触れられないからこその温もりを想像したりするのだと思う。

その中で、パプアニューギニアのハイランド地方の写真があった(下の写真は実物とは異なる拾い画)。緑の絨毯の中にピンク色の草が塊で生えていて、そびえ立つ4000m級の山脈に白い雲がかかっている写真。


日本に絶対無いわこんな場所。
観ていたら、悩んで、むしゃくしゃして、追い込まれている自分の状況が馬鹿みたいに感じた。空は広いではないか。地球の向こう側では、顔面をカラフルに塗りたくった民族が太陽の下でお祭り騒ぎをしているのである。これが正真正銘のパリピだと悟った。最高かよ。なにこれパプアニューギニアに逃亡してえええ…!私もシダ植物体に巻きつけえええ…!改めて日本の閉塞感を認識した今日。


他には、報道写真展を観た。
改革の瞬間を捉えた歓喜のシーンや、グロいもの、動物の取引、紛争の現場などが展示されている。
フロアが見学者でぎゅうぎゅう詰めになっていることに引いた。満員電車のようである。こういう所に人は集まるのだ。私も含めて。群がる野次馬みたいな気分になる。カメラマンがグロい写真を撮って、名誉ある賞を受賞し、お金を貰って生活の糧にしていることまで想像したらすごい居心地悪くなった笑笑  てか私、自分から全力突入しといて失礼すぎかよ笑笑   グロさは大学の授業で受けた、法医学のグロ写真(最上級)には及ばないが、見聞は広がる感じある。
私、とらわれていた。
世界って自分の立っている場所だけじゃないんだね(なんだ急に)


輪廻転生が本当にあるとしても、次は人間には生まれたくないなあ。
もっと丁寧に生きたら…そしたら、人間に生まれてよかったって思える時が来るのかもな。私、こじらせすぎて「今は人間という設定で生きてる天からの御使いだから、人間の常識とか知らねえ!!」って開き直ろうとすることマジでよくある。
持ってるモラルが人とあまりに違いすぎて一生声に出せないな、と感じる時とか。
今は天から長い一人旅ツアーで来てるだけだから、そのうち帰るし、人間じゃないし。一回死んで天を経由してるから思い出作りに舞い降りているんだ…皆とは違うんだ!って思い込んで幽体離脱する節ある。


過ぎた時間は二度と帰ってこないのって怖い。私やりたいことあるから、消化試合のモチベだとしても、もうちょっとだけあがいて人間界ツアー頑張ってみようと思う。
野性味ある生き方がいい私は。


コーヒーって苦くて余り飲まないんだけど、猿田彦珈琲のコーヒーとても美味しかった!すごい



おしまい