2019年、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

 

2018年はとても変化の大きな年だった。

新しい環境に慣れることが難しかった。人間関係もあいまった消化不良の日々があり、それでもなんとか楽になる瞬間は来るのではないか…?と、祈るような思いで今に漕ぎつけている。密な人間関係や、コミュニケーションが求められる場面が多く、表面上は返事よく、平静を装っても、ガス欠を起こしているのが私。

 

 

そのような中で、リフレッシュさせてくれるのが旅行だ。

たとえ一日しか余裕がなくても、視野が広がることは間違いなかったと感じる。

 

2018年はブログに載せている場所以外にも、様々なところを訪れたが、旅行先で起きたハードボイルドな話がある。沖縄での出来事だ。

 

6月に1泊2日で沖縄本島に行った。1年目の私は、仕事の休みの予想が全くつかなかったため、この時にどうしても行きたかった。旅行自体は充実していたのだが、突如現れた台風で飛行機が飛ばず、帰りが一日延期になってしまった。空港で寝るしかなさそうだと思っていたが、驚くべきことに那覇空港は24時以降、空港から締め出されるシステムだったのだ。この時点で21時だったような気がする。青ざめながら受け取った宿泊先リストに、片っ端から電話をかけた。どこも満室である。残り数件となって冷や汗をかいている時に、奇跡的に空室を見つけた。なんという幸運なのだろうか。ほっと胸をなでおろしたが、次の瞬間、自らをYouTuberと名乗る男性から「一緒の部屋で泊まらせてもらえますか!?」と懇願されるイベントが発生する。すごい。意味がわからなすぎて笑いしかでない。世の中は刺激的なことで溢れているから、油断も隙もないのだ。調べてみると、名前は知らなかったが、確かにYouTuberであることは確認できた。絶望的な状況にも関わらず、とても高いテンションで接してくる。しかし、私は自分のことだけで精一杯であったし、同室、撮影、YouTube、手柄への便乗・・・と変な想像ばかりが膨らんだため、お断りした。ほどなくして看板が飛ばされる凄まじい暴風雨の中、タクシーで那覇空港という要塞から脱出する。雨粒の叩く窓ガラスから、YouTuberが高架下をとぼとぼ歩く姿を目で見送る。可哀そうだが、どこかドヤァという気持ちになっていた。

 

翌朝、わたしは体調不良を装い、しわがれた声で電話をかけていた。この日は仕事だったのである。なかなかきめてます・・・

現地の方によると、夏の沖縄旅行のタイミングはかなりの賭けになるようだ。

 



 

神殿の入口を彷彿させるのは「那覇市役所」

ラスボスは市長なのだろうか。

 

 

リピートしたい場所は豊島(てしま)。

島の棚田で作られたおにぎりが甘くて美味しい。

岡山から2時間程かかるので、アクセスのハードルは結構高いが、だからこそ神秘的な意味合いをはらんでいる。

瀬戸内国際芸術祭の時期に行くとさらに楽しめそうな予感がする。

 

 

今年は、もっと自分の声に耳を傾けようと思う。

人に対して優しすぎると言われることがよくある。

「伝えても理解されないのでは」とか「倫理観おかしくて共感されないだろうな」とか、逡巡して、結局言葉にしないことが相当数ある。単純に話のスピードについていけなくて、何も思いついていないことも多いのは内緒。

そういったもやもやを輪郭が見えるところまで追求していくのは面白い作業かもしれない。

まとめたら、今より芯の通った考えをすっと言えるようになるかなあ。