こんばんは!
昨日、知人から「おじさんが膵臓癌で。。。」というお話を聞きました
膵臓は無言の臓器といわれていて、ガンが発見された時にはかなり進行している場合が多いです
そのお話を聞いて私は
「重粒子線治療(じゅうりゅうしせんちりょう)」
の事を思い出しました
重粒子線治療というのは、先進医療の1つで、ガン細胞にピンポイントで粒子線を照射してガンを治す治療です
メスを入れないので身体への負担が少なく、末期の方でも効果を得られているケースもあります
日本国内で受診出来る施設は5箇所(群馬、千葉、神奈川、兵庫、佐賀)です
私の父は約三年半前に膵臓癌で亡くなりました
ガンが見つかった時にはすでに末期で、余命4ヶ月の宣告を受けました
その時は、なんとか父が助かる方法がないものか 藁にもすがる思いで 様々な情報を調べました
「藁にもすがる思い」とはこういう気持ちをいうのかと その時ひどく痛感したのを覚えています
ほとんどの方が 自分事としてこういう状況にならないと真剣にガンの治療法を調べる事なんてまずないのではないかと思います
ガンの治療法を調べる時というのは おそらく自分の大切な人や身近な人がガンになった時ではないでしょうか
様々な情報を調べる中で私が知ったのが「重粒子線治療」でした
この治療を受けるには
「他の臓器に転移していない事」など、
幾つかの条件をクリアする事が必要になります
様々な情報を調べる間にも時間は過ぎ、その時間以上に父の身体は弱っていきました
私がこの治療法を知った時、父はすでにその条件をクリア出来ない状態になっていました
もう少し早く知る事が出来ていたら、父は助かったかもしれないのにっ!
過ぎた時間は戻らない事がわかっていても、時間が戻ればいいのにっ!と何度も何度も何度も何度も何度も。。。思いました
情報が溢れる時代に、受け取る情報は自分で取捨選択しなければいけません。
だけど、こんな時代だからこそ情報1つ知っている事で避けられる事や助かる事があると思います
この治療を受けると絶対に助かるという保証はありませんが、選択肢の1つとして知る事で希望を持てる方がおられるかもしれません
先進医療のため、医療費が約300万で高額だというデメリットはありますが、生きていれば生み出せない金額ではないと思います
1日、1時間、1分。。。少しでも早く情報を知れた事で変わる人生があるかもしれません
どうか がんで辛い思いをされている方が少しでも希望を持って、それが生きる力に変わりますように