何を求め、何を示すべきなのか
もう、答はお互いとうに察しているのです
お口から「相談」という名の脚本が零れ落ちれば、
その道に沿って私と貴方は歩いて行くだけだから


貴方に私が話した事
貴方が私に話した事


すべて予想通り
すべて脚本通り


「それで」と言う言葉を発する事も
「けれど」という言葉を発する事も


すべて私のこの手が書き連ねた物語りの一欠けら


すべて決まっている
貴方も私も分かっている


何をして居ようと必ず来る最後の結末。


「だから思いのままに遣れば良い」と貴方は言う
「間違えるかもしれないわ」と私は嘆く
「それで合っているのさ、大丈夫。」


この流れる世界で忘れないで居られるかな
壊れずに立ち止まらないで居られるかな
ずっとずっと離さないで
結末が近づいたのなら知らせに来て
ああ、目を瞑ってしまわないで
どうかお願い私の名前を呼んで!



「君しだいだよ」、貴方はずるい。