お越しいただきありがとうございます(^^)


大学時代に少しだけ
ある劇団の手伝いをしていました。

いわゆる「小劇場系」。

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そこの主宰の方が
とーってもこだわりの強い方で

役者もスタッフも
彼の理想を実現させるために

必死に働いていました。


私は大学の先輩が所属していたから
お手伝いしてたので

その主宰の演出家に対する
思い入れは皆無だったんですが

なかなか面白い体験でした。



驚いたのは、
役者さんたちと
外部のスタッフの熱の違い。

その人が演出する作品を見て
「出たい!」と思って
参加している役者さんは

どんなに厳しくても
どんなに辛くても

最終的にはついていく。

終わったときの感動もある。


でも私は
お金を払われてそこに来ている
外部のプロのスタッフと
一緒にいたので

自分のこだわりを
押し通す演出家への不満を
たくさん聞きました。


その演出家は
何から何まで指示するんですよね。


極端に言うと、


プロのスピーカーの調整を
やり直しさせる

とか

プロが作ってきた照明プランを
白紙に戻し、全部自分で作る

とか。

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プロとして外部から来ている方は

お金をもらっている以上
言われた通りやるんですが

自分を信頼されてないことが
ありありと感じてしまうので

不満がたまる。


当時私としては

よくそこまでこだわりを
持てるな〜

と感心したものですが、
同時に

プロに対して気使えばいいのに

とも思ってました。


でも、今思えば
それも間違ってました。


だって彼の劇団なんだし、
彼の好きにしていいはず。


そして外部のスタッフも
お金をもらっているからといって
言いなりになるのではなく

自分の意見を出してみればいい。


今ある環境で

文句を言ってもしょうがなくて

より良くするには
どうしたらいいか?

という視点が

そこには欠けてた。


そしてほとんどの役者さんは
演出家の要望に応えるのに
必死だったんですが


演出家の要望にも応えつつ

自分なりの個性を
めちゃくちゃ出していた役者さんが

最近大きな舞台で
主役をはるまでになってて
驚きました。


彼と
他の役者さんと
外部のスタッフと

違いはなんだろう?

と思ったときに

やっぱり

この環境を選んでるのは
自分自身だ!

という

主体性

だったのかなと
いう気がします。


誰も今の環境にいてって
頼んでないよって話ですよね。



久しぶりに学生時代を思い出した
月曜の朝でした。


ここまでお読みいただきありがとうございました!

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