今年に入って話題になっていた、レジでお客さんがいないときは座ってもいいんじゃないっていうお話。
私自身は、気が付いていなかったけど、座っていていいと思っている派です。
交渉自体はその2年前から始まっていたそうで、ユニオンと一緒に団体交渉を学生の人が始めたのだそう。
世間を巻き込むためにアンケート取ったり(利用客の9割が賛成)、オンライン署名で万単位の署名を集めたり。
賛成率が高くてびっくり。
活動ってうまくはまるとこういう風にいくんだなと思います。
それでも年単位でかかっていますね。
そして、プレゼント機能でフルで読んだこちらの記事。
試行後に、社内アンケートで導入が見送られた経緯があるそう。
ここには書いてないけど、利用客のアンケートはどの段階なのでしょう。
そして、厚生労働省が省令に定めた「労働安全衛生規則」に着目しました。
規則では、立ち仕事の労働者が座る機会があるときに休むための椅子を置くよう事業者に義務付けているのです。
このことに気が付いたのって大きいと思います。
第三篇 衛生基準
第六章 休養
(立業のためのいす)
第六百十五条 事業者は、持続的立業に従事する労働者が就業中しばしばすわることのできる機会のあるときは、当該労働者が利用することのできるいすを備えなければならない。
そして今年5月に規則の企業への周知を厚労省に求めました。
厚労省の担当者は「立ち仕事で働く人が休むための椅子が一脚も職場にないと、(規則)違反になる」といっているそうです。
裏で休憩するときにあればそれで満たしてはいるかもしれませんが、出勤後すぐにレジに出てきて戻ったらそのまま退勤とかになると、満たしていないことになるのかな
レジにないと規則違反、と直結させられるのか、と思いますが、ないと違法といきり立っている人もいるようです。
厚労省も調べ始めたりしているようで、人手不足も相俟って、離職予防のために企業も動いている、という状況のようです。
「座ってイイッスPROJECT」
「ちょい掛けして働けるイス」を提供するらしい。
しっかりしたものではなく、ほんとにちょっと腰を乗せる程度のもの。
導入しやすくはなるでしょうね。
レジは代表的な、目につきやすい立ち仕事の1つですが、厨房とか工場とか、警備員とか。
他にもいろいろあるから、そちらにも波及してほしいな、と思います。
立ち仕事は大変ですよ。
私もやっていたことがあります。
バイトだったので、学生時代に長期休みは連日フルタイムとかあって、足が棒でした。
同じ場所に立ち続けるのは特にツラい。
多少動いたりできる方が、ちょっとだけマシです。
そういう点でレジがきついのは事実です。