先月、このツイを引用している投稿をいくつか見かけて、大元の方に行って読んできました。

 

 

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400232573.pdf

 

20ページありますが、文章は口語体になっていて、読みにくくはありません。

 

 

どうやって具体的に性的指向と性自認の多様性を担保していくのか、使用される単語の定義を述べたり、やってはいけないこと、既に推奨していることも含め、しっかり説明。

 

ガイドラインとしてよくできていると思います。

 

これから体制を整える宣言ではなく、相談する場所や着替えの場所(秘匿されているものもある)などがすでにできていることも評価できるところです。

 

 

当事者の方々からも評価する声がツイで流れてました。

 

 

 

東大クラスの大きさの大学であれば、これを話し合ったり声明を出したり、具体的な相談個所や着替えスペースなどの対応も可能でしょうが、小規模大学などでどのようにしていくか。

 

他大の事例を参照して…になったとしても、それぞれに作成し表明することは大事だと思います。

 

 

そして、これは大学の例ではあるけれど、企業や自治体でも有用な内容になっています。

参考にするところも出てくるでしょう。

 


 

 

あと、自分は女性だといいさえすれば女性スペースに入れるわけではありません。

松岡宗嗣さんの解説がわかりやすかったので。

 

 

 

 

 

 

ガイドラインでは、具体事例として性別によらない呼びかけ方の例に「~くん」「~さん」と分けないなどがありました。

 

 

私自身は、今の職場では働き始めた当初から、年齢・性別に関係なく全員に対して「~さん」呼びと丁寧語を使用しています。

 

このさん付け呼びの元はおたかさん(土井たか子さん)です。

 

衆議院の議長だったとき、国会では「~くん」と名を呼ぶのが通例であったのを、全員に対して「~さん」と呼びました。

 

のちには引き継がれなかったけれど、フラットにできるのだということを知りました。

 

このときは男女で分けないという視点でしたが、誰に対しても同じ扱いであることはその先へも通じるものがあったのだなと感じます。

 

 

誰かが最初にするのって、大変だけれど、広がりはあるのだと思う出来事でした。