今日で阪神淡路大震災から28年となりました。
しばらく放りっぱなしになっていたものを、改めてここで書き上げてしまおうと、ちょっと付け足して少々整えて、上げることにしました。
長期休みになるとこどもが防災頭巾を持って帰ってきます。
そういうとき、ふと気が付けば「火垂るの墓」(1988年)とか「この世界の片隅に
」(2016年)のビジュアルを思い出します。
どちらも原作ありのアニメーションという共通点がありましたが、それ以上に、防災頭巾をかぶってるシーンがあるのが気になるところです。
宣伝用のポスターとか予告編くらいしかほぼ見たことないのですが…。
今もあれとほぼ同じ形なんだけど
戦前からあの形は完成していたのかどうか…
もちろん素材とかは難燃度が上がったりとかしていると思うし、細部での工夫とかはあると思いますが、基本形がそのままなのか、ということですね。
私が小学生のときは座布団のように椅子に敷いてましたが、やっぱり潰れちゃうと衝撃吸収性能が落ちるからか、今は背もたれの外側にかけるようになっていました。
学校の椅子が冷たいし(冷え性)、硬いし、私はいつもお尻の下に敷いてました…。
今みたいに、裏起毛とかヒートテックとか、なかったから~
映画の方は、防空頭巾といっているようですね。
で。
防災頭巾について詳しかったサイトがこちら。
国民生活センターの「子ども用防炎頭巾安全性テスト報告」をしっかり読んで書かれている模様。
でも参照した国民生活センターのリンクがもう繋がらなくなっていたので、改めて国民生活センターの「子ども用防災頭巾の安全性」という報道発表資料(2010年)を貼っておきます。
(報告自体は国民生活センターのサイト内にはなかったので、資料は別の所からです。アドレスからは秋田県の公式サイトと思われますが、トップページからどう辿っていけばいいのかはわからず。)
衝撃とか難燃性をテストした結果ですが、日本防炎協会認定のものとそうでないものに差異がそれなりにあるので、認定品を選んだ方がよさそうです。
そしてこちらがJFRA日本防炎協会のサイト。
防災頭巾自体の普及は、実は1970年代になってからだそう。
連続企業爆破事件や、私が小学生だった80年代は東海地震が明日にも来るのではないかといわれていたし、実際に震度5とかの地震がわりと日常的でした。
そりゃ、こういうものがありますので導入しますって学校から言われたら、するよね。
ただ、地域別の普及具合に差があるという新聞での記事もありました。
関西は阪神淡路があったけれど、深刻な被害が局所的だったこともあって、防災の備蓄などは自治体も家庭でも低調だそうです。
うちではとりあえず大人用のヘルメットは買いましたが、これが使用期限があるんですよね。
時期が来れば買い替えなくてはいけない。
なんか、消火剤とかみたいな感じです。
食品の備蓄は多少はしてるんですけど、避難所に行く場合と、自宅避難の場合では、使うものが違う。
台風での垂直避難とかが言われ始めたり、最近はコロナ禍もあってどっちもあるよってなってきていて、そのあたりが悩ましくなってきています。
トイレの凝固剤とか、どれだけ用意しておけばとかわからない。
どこか離れた地域に一時的に避難出来たら、ほとんど使わないかもしれないけど、留守宅はそれはそれで火事場泥棒が心配とか。
悩んでも用意しても、結局はどこまでいっても尽きないのでしょうが。
「火垂るの墓」、小学生だったときに上映会(たぶん市の文化ホールみたいなところ)に母親に妹と一緒に連れていかれたのですが、辛くて見ていられなくなって、途中で出てロビーのベンチで座って終わりを待ちました。
私より小さい子もたくさんいたはずなんだけど、そんな子は他にいなかったですね。
結構待つ時間が長かったから、そこそこ前半で出た気がします。
妹は大丈夫だったんだよなぁ。
最後に、アジアンドキュメンタリーズという配信会社があって、
優れたアジアのドキュメンタリーを世界へ配信し、アジアでドキュメンタリー制作者ネットワークの構築をめざす日本の新しい映像配信会社です。配信するコンテンツは、アジア各国で作られたドキュメンタリー映画を中心に、当社オリジナルのコンテンツもラインナップに加えていきます。
という会社なのですが、阪神淡路大震災の被災から復興までを記録したドキュメンタリー「激震の記録」(朝日放送テレビ)と「解説動画」をここが3月31日まで無料配信しているそうです。