自分専用のミニ映画館が欲しいですね。
映画ルームでもいいです。
誰にも邪魔されず、好きな映画に没頭する時間……
家族や友人や恋人と喋りながら映画を観るなんて、あり得ません。
そういうタイプの映画もあるのでしょうが、私はそんな映画は観たくないので。
映画の作り手の思いを尊重すれば、1分1秒でも映像から目を離すと大事なメッセージを見逃してしまいます。
作品の全体を通して1つのテーマが浮かび上がってくるのですから。
そして、深い感動を生じる映画の場合、エンド・ロールも見逃がせません。
真っ暗い空間で音楽と文字が流れる時間は、ラスト後の余韻をしっとり味わう至福のひと時。
心に染み渡るこの感動を一度も知らない人は可哀相です。
【映画館で】
周りの無神経なお喋りや食べ物の音。
エンドロールが流れているのに早々と立ち上がり喋りながら歩く人々。
【自宅で】
宅配便や近隣住民が押す玄関チャイムの音。
電話やメールの音。
騒々しい廃品回収車の呼びかけマイク。
重要なシーンをカットしたテレビ放映版。
CМによる中断。
CМ後の「さっき見たよ」と言いたくなるシーンの繰り返し。
「来週の予告」や「素敵なプレゼント」のテロップ。
声優じゃないのに話題性のために起用されたタレントの吹き替え。
etc…
…映画を虐殺する悪魔たち。
これらを排除して作品世界にたっぷり浸るには、専用の映画ルームしかないでしょう!
あ
2時間もじっと座って映画を観ることが出来ない若者が増えているそうです
TwitterやU-tubeなどの表層的な刺激に慣らされた浅薄な感受性では難しいのでしょうね。