先日発生した銀座「ロレックス」強盗事件が話題になっています。

 

ニュースによれば、上下黒ずくめで白い仮面をつけた3人組がロレックス専門店に押し入り、バールでショーケースを叩き割って逃走したそうです。

 

しかし、強盗団が逃走を図った白いワンボックスカーは、まもなく警視庁のパトカーに発見され、車を乗り捨てて飛び出した実行犯3人を含む4人は、まもなく付近のマンションに侵入したところを逮捕されています。

 

逮捕された4人は無職の16歳と私立高校3年生の18歳、職業不詳の19歳とアルバイトの19歳と全員が「少年」でした。

 

ただし、少年強盗団を背後で操っていた「指示役」は逮捕されていません。

 

余談ですが、「指示役」はアメリカのテレビドラマを研究したんでしょうね。

 

・互いに知らない人間をネットで集めて実行役にし、上下黒ずくめで白い仮面をつけさせる。

 

・狙った対象が銀座の有名宝飾店で、犯罪は迅速に行われている。

 

・犯人たちは車で逃走し、途中でナンバープレートを付け替えている。

 

といった点からそう思えます。

 

ただ、今まで日本ではこのような強盗事件は起きたことがありませんから、恐らく指示役自身には実際の経験はないでしょう。

 

だから、ドラマを見て勉強したのかな。

 

犯罪評論家によれば、手順は以下の通りです。

 

闇バイトの募集に応じると、指示役から連絡がある。

 

・その際には、「これまでうちのチームで逮捕者はひとりも出してないんだ。それに、まだ少年だから捕まっても少年院に1年ほど入れば済むよ。こないだニュースになった事件、あれはうちがやったんだけど逮捕者は出てないでしょ?」といった感じで手っ取り早くお金を稼ぎたい少年たちを説得する。

 

しかし、実際には強盗のような凶悪犯罪の場合、たとえ少年であっても、大人と同じ裁判を受けるんですね。

 

最近、施行された改正少年法では、新たに成人となった1819歳を「特定少年」と位置付けています。

 

そして、家庭裁判所から検察に送り返す「逆送」手続きについても対象事件が拡大しました。

 

さらに、今回の強盗事件でも18歳と19歳のメンバーが強盗容疑で再逮捕、起訴されればメディアは「実名報道」に踏み切る可能性が高いとのことです。

 

だとすればと、彼らには就職や結婚、進学に重大な支障が生じるでしょう。

 

こう書くと、それじゃあ割りに合わないと考えて、「闇バイト」に飛びつく若者が減ると考えられる方も多いと思います。

 

しかし、残念ながらそういう若者には元々将来の希望がほとんどない場合が多いのです。

 

学業から落ちこぼれていたり、自分の将来に何の希望も持てない若者は何も失うものがない「無敵の人」(ひろゆき氏の表現)となる可能性が高い。

 

・学校を卒業して社会に出ても何もいいことがない。

 

・金銭的にも性愛的にも最底辺に押し込められる。

 

逮捕され刑務所に入れられても大した違いがないということです。

 

また、刑期を終えてシャバに戻ってきても、彼らには就くべき仕事なんかない。

 

だとすれば、犯罪に再び手を染めたり、半グレ集団の一員になるくらいしか選択肢がありません。

 

今後、銀座「ロレックス」強盗事件のタイプの犯罪が増えていくと思われますが、一度足を踏み外した若者へのより細かい対応を考えておかないと、行き先をなくした彼らが社会の新しい問題になる可能性が非常に高いでしょう。

 

では

 

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