元ロッカーで今は俳優をしているある男性が、昔、こんなことを言っていました。
「僕の好きな女性のタイプは、野に咲くレンゲ草のような(ピュアな)女性だ。
女性にそれ(ピュア)を押し付けててはいけないことはわかってるよ。
子供を生んで母になる女性は、やっぱり現実的に生きなきゃいけない。
それはわかってるんだけど大和撫子はどこへ行った、という気持ちは消せないんだよ」
ううむ、なんという陳腐かつ貧困なイメージ。
女性を生きた存在として見ていない。
彼はさらにこんなことまで言い出します。
「他の男に横恋慕されて犯されそうになった時は、舌を噛み切って死ぬとか、そういう思いは今ないでしょ。
まあ、逆の立場で俺にそれが出来るかっていったら・・・」
ほんとうにいい加減にしてほしいものです。
本人に責任がないのに、まったくの被害者なのに、暴力で犯されたために、なぜ命を捨てなければならないんですか。
彼は本気で性犯罪の被害者の女性にこんなことを言えるんでしょうか。
舌を噛んで死ぬべきだなんて考えていること自体が女性蔑視だということに気がついていないんですね。
こんな馬鹿みたいなことを口走って、それでいっぱしの意見を述べたつもりだと思っているとすれば底が浅いとしか言いようがない。
それが自分で考えたものではない借り物であるだけに尚更です。
この男性は、こういう考え方なので自分は結婚できない、と重々承知しているとのことですが、確かに一生結婚しないほうが良いでしょう。
相手の女性を不幸にするだけですから。
彼のような男性が少数派であることを心から祈ります。
では。
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