「精神科医ゆうきゆうの愛とストレスクリニック」という本を読みました。

 

題名から想像できると思いますが、精神科医による恋愛相談の本ですね。

 

AMAZONの紹介によれば「様々なストレスの原因となるもの、それは恋愛問題と人間関係。

 

これら様々なココロの問題の対処法を15万人のメルマガ読者に支持されている精神科医ゆうきゆう先生が優しく楽しくちょっぴりエッチにアドバイス。」だそうです。

 

この著者は沢山の心理学関係、恋愛関係の本を書いて、私もかなり読みました。

 

特に心理学関係の本は入門書としてはかなりできが良いと思います。

 

それはいいとして、この本に書かれている恋愛相談のいくつかが気になりましたので、ここに取り上げます。

 

まず、ある29歳の女性は、4歳年下の彼氏がドケチだとの悩みを打ち明けます。

 

デートは常に割り勘、自分の誕生日のケーキ代まで割り勘。

 

二人の何かのイベントでこちらからプレゼントを贈ってもお返しはなし。

 

毎日の電話は絶対に私から掛けさせるといった感じだそうです。

 

そして、このドケチの理由は、彼氏が毎月趣味に10万円も使うからとのこと。

 

これに対して著者は、彼にとってのあなたの価値を上げることですと回答しています。

 

ううむ、どうでしょうねえ。

 

私はさっさと別れるべきだと思います。

 

この彼氏はクリティカルポイント(限界点)を超えています。

 

超えてはいけないラインを超えている。

 

デートが常に割り勘なのはいいでしょう。

 

同年代で収入が同レベルであれば彼氏がいつも払うことはありません。

 

しかし、彼女の誕生日のケーキ代まで割り勘というのは駄目でしょう。

 

彼氏には祝って上げようという気持がまったくない。

 

さらに貰ったプレゼントへのお返しもないというのも論外。

 

要するに彼氏は彼女に余分なお金を使おうという気がまったくないんですね。

 

そして、毎月趣味に10万円も使っているということは、趣味のほうが彼女よりもずっと大切だということです。

 

これでは付き合い続ける意味がない。

 

仮に結婚しても、不幸になることは目に見えています。

 

彼氏のこうしたドケチ体質は絶対に変わらないからです。

 

付き合っているときよりも、結婚後のほうが気前がよくなるなんて男性は世の中にはいませんから。

 

しかし、なぜこんな男性が好きになったのでしょうね。

 

最初だけ猫をかぶっていたかな。

 

そして、付き合った後は、サンクコスト意識(一旦始めたことがなかなか止められず、余計に損を重ねること)が働いたのでしょう。

 

このドケチ彼氏だけでなく、他人から見たらどうしてあんな男性と別れないんだと思う女性がよくいます。

 

本人は愛がどうしたなんて言うでしょう。

 

しかし、本当は単にサンクコスト意識が働いただけなんてことが本当に多い。

 

みなさんも周りにそんな人がいたら目を醒ましてあげてください。

 

ただ、結構デリケートなので注意しないと絶好されることもありますが。

 

長くなるので次の例は明日紹介します。

 

では