今晩は。

今年は最初から大変な騒ぎです。

私自身も、足を痛めたり体調を崩したりと、

あまり幸先の良いスタートではありませんが、

来年の今頃は良い年だったと振り返れると

佳いと思っております。転換の年になりそうです。

本日も、皆様に楽しんで頂けることを祈りつつ、

「ジアルの日記」をお贈り致します。

「２４０６年８月５日。

明日にはオデットに帰る事が出来る宇宙船に乗れることになって、ひとまずほっとしている。娘のミラは、「クワークの店」のフェレンギ人の方々に誘われて夜になるとフェレンギのゲーム、トンゴに興じている。「うぶな王女殿下」から巻き上げようという魂胆らしいのだが、娘は前グランド・ネーガス・ゼクさんの奥様でクワークのお母様のイシュカさんからこのゲームを教わっているので、逆に「沢山頂いている」のだそうだ。今夜はデラヴィアン・チョコレートを貰って帰ってきた。『クワークおじさんがちょっとだけ分けてやるよ、って言っていたから、きっといいものなのよ。』そう言いながら、一つずつ皆に分けてくれた。結構有名なヴァルカンの食品メーカーが販売者になっているので、安心して包みを開けて食べ始めたのだが、ナチュラルな味が売りのメーカーの筈なのに、スパイシーなフレーバーで、どこかおかしい。全部食べ終わったエナブランが立ち上がって、クワークおじさんに通信を送ってもいいですか、と、キラ大佐に聞いた。夫のエリムが、取り敢えずいい服に着替えて頭をセットしなさい、そうしないとおじさんはお前の言う事を信用しないよ、と声をかけると、しぶしぶだがエナブランは寝室に入っていい服を来て頭を直してからクワークの部屋、つまりこの真下の部屋に通信を送った。遅い時間だったので、クワークもパジャマを着ている寝ぼけまなこの状態で通信に出てきたが、エナブランが珍しくも最上級の礼装をしているので、表情を変えた。『どうしたんだよ、エナブランの坊ちゃま。』『クワークおじさん、これ、誰かに売る予定なら辞めた方がいいよ、レプリケーターで作った偽物みたいだから。』唐突に言うので、私もびっくりした。『まさか、ヴァルカンのまっとうなメーカーから高値で買ったんだぜ。何でも、新しいフレーバーにしたテスト商品だそうだ。』クワークは手を振って応える。『このメーカーの偉い人は友達のセルカル君の親戚だけど、向こう１００年はフレーバーに手を出しそうにない性格だよ。』エナブランはさらに言いつのった。『確か、それはここに駐留しているクリンゴンの青年士官が、「彼女へのプレゼント用」に注文した品物の筈だが。』途中からオドー大使が言葉を添えた。相変わらず、ディープ・スペース・ナインの事情に細かく通じておられる。『大変だ、それが偽物だってわかったら、僕の友達のモーグ君あたりなら、「俺を騙した奴はバラバラにしてやる」って言うんじゃないかな。』さすがのクワークも顔色が変わってきた。そこで娘のミラが、『ラチナムの延べ棒２本を調査代金として渡すから、一応、調べてみてよ。おじさんがバラバラ死体になったらちょっと寂しいものね。』と口添えしたので、クワークは『分かった、調べてみるよ。』と言って、振込を確認してから通信を切った。殺されそうになってもお金は受け取るというのが、いかにもクワークらしい。精密に調査するには、１２時間くらいかかるはずだ。果たして、エナブランの味覚は当たっているのか、明日の朝には分かるだろう。」

皆様も、佳い休日をお過ごしください。

宜しければ、こちらも御上覧ください。

http://rhodopis.shop18.makeshop.jp/shopbrand/sample1/

「ロドピス」フレグランスパルファムの一覧のページになります。

本日の「技術担当者の奇言」。

「七草がゆもいいけれど、七草餅があって、1月中食べる、という風にすれば、

面白いのではないでしょうか。」

日曜日です！「不滅の太陽」の祝日です！本日も「ジアルの日記」をお贈り致します。