こんにちは、土井英司です。

今日はグラナダのアルハンブラ宮殿に行ってきました。












今回の旅のテーマは「融合」ですが、イスラム文化の影響を受けた壮麗な宮殿にすっかり心を奪われてしまいました。

建物も装飾も素晴らしいですが、感銘を受けたのはそのロケーション。アルハンブラ宮殿って、場所の「気」がいいんですよね。

その「気」に酔いしれて、カフェですっかりのんびりしていたら、そろそろ17時。飛行機の時間が19時15分だから、そろそろ行かなくちゃね、と思っていたら、なんと!!

「次の空港行きのバスは18時45分です」

って、あんた、軍艦島から長崎に行く船じゃないんだから!

仕方ない、高くつくけど、タクシーを呼ぼう。

と思ってタクシー乗り場で待つこと20分。一向にタクシーが来ない。来ても必ず誰かが乗っている。やばい。これはタクシーの絶対数が足りない。間に合うのか?

刻一刻と近づく飛行機の出発時間。仕方ないので、さっき入ったレストランのスタッフにタクシーを呼んでもらおうとするがダメ。何が起こっているんだ? そうか!ストライキだ! タクシーのストライキがあるとバルセロナで聞いていたけど、あれはグラナダでも起こっているんだ!

バスはなし。こんな時に限って国際免許証はなし。ウーバーも使えない。
全国的なストライキの真っ最中で、タクシーがつかまらない。万事休す。

カネにモノを言わせてグラナダに泊まってもいいけど、明日は早朝ホテルをチェックアウトして、マヨルカ島に行く予定。では、次の便を待つのか?チケット代が無駄になるのは仕方ない…。

そんな絶望的状況にいたら、なんと!土井の前に一台のタクシーが!

でも、近づくと乗客がいて、やっぱりアウト。

「どこに行ったらタクシーがつかまるんだ?」と運転手に聞くと、あのホテルの前なら、という。でも、やっぱり来る気配はない。あと1時間10分。もう終わりだ。こんな時に限って時間に厳しい格安航空会社だ…。

つづく