こんにちは、土井英司です。

仕事には、手離れの良い仕事と悪い仕事が存在します。

出版の世界に例えて言うならば、カメラマンは写真を撮って終わりだから、手離れの良い仕事。
ライターさんは書いた後も校正などがあるから、手離れの悪い仕事です。

昔、「ためしてガッテン」のディレクターさんにインタビューをしたら、
「クオリティを上げようとギリギリまで粘るので、結局徹夜になるんです」
とおっしゃっていました。

もちろん、経済合理性で言えば、手離れの良い仕事がいいに決まっています。
仕事が終われば終わりだから、精神的にもラクでしょう。

でも、手離れの悪い仕事の良い所は、最後まで、終わった後もケアできること。
本当に仕事を愛しているのなら、これほど幸せなことはありません。

知的生産の多くは、公私の別なく、いつでもプライベートが仕事に、
仕事がプライベートになる世界です。

自分にも家族にも、仕事とプライベートの両方を楽しむゆとりが欲しいですよね。