こんにちは、土井英司です。

たまには、真面目に経営について書いてみます。

人口減少により、国内の需要が見込めない中、企業によっては、「利益重視」を謳った戦略を打つわけですが、これがじつは利益面でも縮小を招いてしまいます。

なぜ縮小にいたるのかというと、利益を考える時、「売上-費用(コスト)」で考えてしまうからではないかと思います。

未熟な会計士・税理士も同様のアドバイスをする傾向がありますが、売上が固定だから、費用(コスト)をコントロールして利益を出そう、というのは、大概サービス低下につながり、業績を悪化させてしまう。

経営の本質は、じつは「売上-費用(コスト)」ではないのです。

では、一体どうとらえれば、経営を間違わずに済むのか。

そこで提唱したいのが、以下の公式です。

原因(費用(コスト))⇒結果(売上)

コスト増によって、お客様をより満足させる原因を作れば、売上は自ずと上がる。これが経営の本質です。

まずはお客様を満足させる企み(企画)を考え、それができれば費用(コスト)がかからなければ良い。決して順番を逆にしてはいけないのです。

ブロックバスター戦略』に、利益を管理しようとして業績悪化を招いたNBCエンターテイメントのジェフ・ザッカーCEOの話が載っていましたが、
これこそまさに、原因と結果を取り違った例です。

下手なビジネス書を読むより、
ジェームズ・アレンの『原因」と「結果」の法則』を読んだ方が、
経営者にとっては良いのかもしれません。

ちなみにどちらもおすすめの一冊です。