こんにちは、土井英司です。

ビジネスにおいて勘所の悪い人と話していると疲れますね。

勘所が良い/悪いというのは、
つまりどうすれば相手を利することができるのか、という点において、
正しい認識を持っているかどうか、ということです。

そういう意味で、こういう人とは、お付き合いするのに躊躇してしまいます。

1.自分の要求ばかりで、こちらに対するメリットが提示できない
 (仮にお願いだけでも、その後返してくれる信頼関係があればOK)
2.メリットを提示しておいて、その実、裏切りのシナリオを描いている
3.こちら側のビジネスメリットの軽重を正しく理解していない
 (ビジネスモデルへの理解が甘い)

これまで、数多くの営業マンと接してきましたが、デキる営業マンは、
この点をきっちり押さえています。

なかでも、大きな契約を狙う営業マンは、3番目に対する理解ができています。

仮に、公開情報から正しく理解できない場合でも、きちんと質問して、
ビジネスモデルを理解し、メリットの軽重を測ってから、提案をしてくるものです。

自分には何もないのに、ビジネスができるのか、人脈ができるのか、
と悩む人がいますが、人間にニーズ・ウォンツがある限り、
メリット次第で人はいくらでもつながります。

提案力を鍛える、という言葉がありますが、
その前提となるのは、この「勘所」なのではないでしょうか。

珍しく、雑感をまとめてみました。