こんにちは、土井英司です。 『フリー』、『新・プラットフォーム思考』と来たら、次に読むべ き一冊は、間違いなくこれ。
『異業種競争戦略』日本経済新聞出版社 内田和成・著 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314828/businessbookm-22/ref=nosim 「ビジネスモデル構築3点セット」の最後を飾るのは、早稲田大学 ビジネススクール教授の内田和成さんが書いた、『異業種競争戦略』です。 ※参考:『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814047/businessbookm-22/ref=nosim ※参考:『新・プラットフォーム思考』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023304778/businessbookm-22/ref=nosim 最近は、セブン-イレブンやイオンが銀行をやったり、コンピュータ ー・メーカーのアップルがネット上で音楽配信を始めたり、さまざ まな業界で、異業種からの参入が相次いでいます。 著者はこれを「異業種格闘技」と名付け、本書で異業種格闘技時代 の競争戦略について述べているのです。 では、この「異業種格闘技」の本質とは何か。 著者はこれをひと言でこう言い表わしています。 「ビジネスモデルとビジネスモデルの戦い」 かつて「業界」というものが信じられていた時代には、すべての企 業が同じビジネスモデルで戦い、どれだけ努力するか、工夫するか で競争優位性が決まっていました。 しかし、異業種格闘技時代には、ビジネスモデル自体が違う企業同 士が戦うことになる。 ここで求められるのは、どこでオセロをひっくり返すかという、ビ ジネスモデル構築のセンスです。 本書では、このビジネスモデル構築のヒントや、異業種格闘技時代 の戦い方、どこから競合が出てくるのかを予想するヒントなど、さ まざまな競争上のヒントが示されています。 これからの時代、競争優位性は経営者のアタマが作る。 勉強しない人には、チャンスのない時代が到来する、ということです。 気がついたら時代遅れのビジネスモデル、とならないよう、ぜひ読 んでおきたい一冊です。