―Snow hangs
表富士登山競走大会―。
今年、最初のヒルクライムイベントです(ワタシのね)。
近頃はめっきり峠に向かう気力が無いワタシですが、仕事の相棒Dちゃんの強いお誘い(命令?)により泣く泣く参加です。
何がイヤって、寒いのよ、ホント。
さぶいのは嫌なの!
あーあ、たぶん、天気良く無いよ、中止だよ今年も。
―そう、昨年は路面の凍結も酷く、当日に中止となったのです。
『おぉっ!?雪降っているらしいよ、現地。』
『・・・。』
『無いよ、ナイナイ。』
それでも黙々とワタシ達のバイクを積み込んだ車は深夜の東名高速へ―。
麓の入浴施設で仮眠を取り、朝を迎えると予想以上の快晴具合、地元でも珍しいと聞いた事があった霊峰富士の姿がハッキリ。
雄大な姿は偉大で威圧感すら覚え、挑もうとするワタシには若干の恐怖心すら感じます。
ステアリングを握り登山口から富士へ入ると、
『んっ!?』
どうも凍結してないかぇ?ところどころ。
『コリャ、レースどころか、会場に向かうのでもアビナイぜ、コレは。』
『フフッ』
助手席のDはいつもの様に笑います。
―クルマの運転をしないアナタにはこの危機感は解らんだろうね…なんて事を思いつつ、注意深く先を急ぎます。
『ホラ、白いもん、脇が』
前日に降った雪が道路脇で反射しまくりじゃないの。
『やんない(開催)よ、無理ムリ。去年よりヒドイもん』
『ン―?フフッ』
『…。』
なんとか無事に会場へ到着、誘導された駐車場は雪も残って凍結しまくり、クルマを停めてメイン会場へ歩く足下すら滑ります。
メイン会場から望む富士山。絶景だけど・・・ネェ。
『むう~ッさぶいっ』
主催者さんや、例年ボランティア協力頂いている地元自転車店の方々と挨拶を交わし、車検所でおじさん達の食事を巻き上げて?談笑する始末・・・。
もはやレースは無いものと、勝手に判断したワタシは余りの寒さもあって、おなかを壊し兼ねない(ワタシはおなかがブロークンし易いのヨ)『ミルクキャラメル』なる飲み物を購入、飲み干してしまいます。
『ンもうワタシはやると言っても走んないよ?だって寒いもん!』
着替えもせずに悠長に構えていたら・・・
―つづく。
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…んっ!?』
