ふと目覚めると
私は全てを忘れていました
ここが何処なのか
私が誰なのか
それすらも分かりません
あぁ……、
あそこに一つの光が見える
光を目指して歩いて行くと
そこには一軒の家がありました
家には老婆が一人
何も分からない私を
快く迎えてくれました
ここはどこ?
私はだれ?
何も分からないの
そう言って泣きじゃくる私を
老婆は優しく抱きしめて言いました
ここが何処で
貴女が誰か
分からないのなら
それで良いではありませんか
前を見なさい
無くした記憶を探しても
それは過去
過ぎ去ったものを探していては
貴女が前に進めないでしょう
老婆は何か知っていたのかもしれません
けれども私は歩き出しました
明日の自分を探して
