ELIC進路アドバイザー"のり"です。
留学生への今年度最後の授業(マーケティング)は「日本人のこだわりどころ」というテーマでした。その際、たまたま「日本人のビールへのこだわり」に話がおよびました。留学生の中にはアルコールはまったく口にしないという者もいます。
たとえばイスラム教を信仰している学生は、絶対に飲まないかといえば、時々そっと飲む者もいます。その当たりが人間として面白いですが、イスラム教徒間では基本的に内緒にしているようです。
スリランカは親子ではいっしょにアルコールを飲まないようですが、お互いに飲んでることは知っています。それでも、子供は親の前では飲まない礼儀を尽くします。以前、スリランカのお宅にお邪魔した際、ご両親、学生と私と会食をしたのですが、お父さん、お母さんが何度も席を外します。そのすきに、留学生はお酒を飲みます。そして、飲み終わったくらいのタイミングでお父さんは戻ってきます。冗談のようなお話です。おそらくお父さんもわかっていて暗黙の了解の中で時間が流れていました。
アジアという地域は基本的にアルコールに関しては寛容です。しかし、留学生は若いためかまだそれほどお酒の味へのこだわりはないようです。「日本のビールは上手いけど、うすい。だから、酔わない」とはよく聞く話です。
さて、多くの居酒屋ではビールの樽を毎日清掃するのですが、留学生の中には「毎日清掃しても、1週間に1回でもビールの味は変わらない」と主張した者がいました。私は、「日本人の舌はビールの上手い不味いがわかる」と伝えましたが、信じてもらえたかどうか?
さらに、「日本人はビールの鮮度にもこだわる」と伝えました。こちらも信じてもらえたかどうかはわかりません。留学生たちは缶ビールも瓶ビールも劣化はしないといいます。しかし、数日後、一人の留学生から写真が送信されてきました。「先生が話していた鮮度ってこれですね。このトラックもPRしてますね」とメッセージされています。
少しはわかってもらえたかな?
