先日映画『Dearダニー 君へのうた』の試写会へ行ってきました。

<ストーリー>※公式サイトより引用
満員の観客の大歓声に迎えられ、往年の大ヒット曲「ヘイ・ベイビードール」を歌い踊るダニー・コリンズ(アル・パチーノ)。内心はマンネリなステージにウンザリしているダニーは、長年のマネージャーで親友のフランク(クリストファー・プラマー)に「いい公演だった」と言われても、楽屋ではどんよりと落ち込んでいた。
翌日、婚約者のソフィー(カタリーナ・キャス)が、豪邸でダニーの誕生パーティを盛大に開く。宴が終わる頃、フランクから驚きのプレゼントを渡されるダニー。それは、崇拝するジョン・レノンからダニーへの手紙だった。デビュー間もない43年前、雑誌のインタビューで成功への不安を語ったダニーに、ジョンが励ましの手紙を書いてくれたのだ。編集者がコレクターに売りつけたために、ダニーのもとへは届かなかった。
「金持ちで有名になることで君の音楽は堕落しない。音楽と自分自身に忠実であれ。」ジョンの言葉に目を開かされ、人生を変えると決めたダニーは、ソフィーに別れを告げ、ニュージャージーへと旅立つ。
ダニーが小さなホテルに飛び込みで入ると、ドアマンのニッキー(ジョシュ・ペック)もフロント係のジェイミー(メリッサ・ブノワ)も、突然現れた有名人に舞い上がるが、支配人のメアリー(アネット・ベニング)だけは落ち着いていた。ダニーのジョークに気の効いた返しで応え、夕食の誘いを感じよく断る彼女をすぐに気に入ったダニーは長期滞在を決める。
ダニーはフランクを呼ぶと、ツアーはキャンセル、クスリと怠惰な生活とは縁を切り、30年ぶりに新曲を書くと宣言する。実は作曲以外にも、やるべきことがあった。顔も見たことのない息子のトムに会いに行くのだ。ずっと訪ねる勇気が出なかった住所には、妊娠6カ月の妻サマンサ(ジェニファー・ガーナー)と7歳になる娘のホープ(ジゼル・アイゼンバーグ)がいた。元気で愛くるしいホープが、多動性障害だと聞いて動揺するダニー。さらに妻からの電話で勤め先の建設会社から駆け付けたトム(ボビー・カナベイル)に、「2度と来るな」と言われてしまう。
ホテルのバーで泥酔するダニーに、声を掛けるメアリー。ダニーは息子のこと、メアリーは離婚して一人で娘を育てていることを語り合う。話題は尽きることなく、軽妙な掛け合いを楽しみながら飲み明かす二人。部屋に運び込んだピアノで書きかけの曲を披露するダニーに、メアリーは新曲も息子も諦めないようにと励ますのだった。
次の日から、なりふり構わず息子一家に愛情を捧げるダニー。コネを駆使してホープを障害に取り組む有名学校へ入学させたダニーは、「今日の恩で恨みは消えた」とトムから許される。だが、喜んだのも束の間、亡き母と同じ白血病が進行しているというトムの告白に愕然とするダニー。2度とこの手を離さないと誓ったダニーは、思わぬ行動に出る──。

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笑いがいっぱい散りばめられ、ほっこりした素敵な映画でした!
ジョン・レノンからの手紙と出逢う前のダニーは派手なスター生活を送っているのにも関わらずどこかむなしい。だが手紙と出会ってからのダニーには新たな希望に向かって目が輝いている。その後もお金や地位で物を言わせるダメダメ男ダニーだけど(笑)、それにはちゃんと理由があるから全く嫌味がないので許せちゃうくらいダニーはチャーミングなのです。
そんなチャーミングなダメダメダメロックスター、ダニーを演じたアル・パチーノが本当に素晴らしかった! 
そして他の俳優さん達も素晴らしかったです!
とにかくお互いを信頼して楽しみながら演技をし合っている感じが見受けられて観ている側もすんなり映画の世界に入り込めました。
そして劇中に流れるジョン・レノンの音楽も見事にこの作品に色を与えてくれて物語を更に奥深いものにしてくれています。
実はこの作品、実話を元に作られているんです!1971年にイギリスのアーティストがインタビューを受けた時にその記事を読んだジョン・レノンは彼に手紙を書いていたのです。ですが映画の通り、当時は彼の元にその手紙は届かなかったらしい。
もし私が憧れるアーティストから手紙が来たら…もちろんすぐに欲しいですが、何年経った後でも興奮するでしょう!!
こんな奇跡のような出来事から生まれたこの作品を是非映画館で観て欲しいです!

予告編


『Dearダニー 君へのうた』
9月5日(土)ロードショー
公式サイト

http://deardanny.jp